1、業務内容
(1)精神分析
こんにちは、ラカン精神科学研究所 福岡の進志崇献(しんしそうけん)と申します。当研究所では、薬物や催眠、暗示を使わず対話療法、主に精神分析という心理療法・対話療法による悩みの相談・治療を行っています。
相談内容は、登校拒否、引きこもり、ニート、非行、家庭内暴力、神経症(強迫神経症・不安神経症・抑うつ神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、うつ病、統合失調症、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、自殺念慮、依存症、PTSD、不眠、自律神経失調症、性に関する悩み(インポテンツ・ED、早漏、不感症、男性・女性への自信喪失・恐怖、性同一性障害、夫婦・パートナー間の性の悩み)、家族問題(子育ての悩み・親子関係・夫婦関係・嫁姑関係)、生きる意味・目的、アイデンティティ障害など、幅広く対応しております。
相談者の中には「とにかく、話を聞いて欲しいと来所され、思いっきり不満を吐き出され、スッキリされて帰られる方もおられます。
(2)分析理論講座
分析理論を学びたいという方のために「分析理論講座」
生活の中のちょっとした場面で使える心理学のヒントが沢山あります。
(3)精神分析家養成講座
私どものように分析家を目指される方の為の「精神分析家養成講座」
(4)その他
研究所の所在地は福岡県福岡市です。遠地の方々につきましては、電話セラピーをはじめ、インターネットを活用し遠距離スカイプセラピーや、出張セラピーも行っています。また、短時間電話セラピーでの対応もしています。どうぞお気軽にご連絡下さい。精神分析家のセラピー日記にて、ラカン精神科学研究所の日々の活動内容をお知らせしています。こちらも、併せてご覧下さい。
2、精神分析家 進志崇献 のプロフィール
進志崇献(しんしそうけん)。精神分析家。ラカン精神科学研究所 福岡 主宰。昭和38年生まれ。出身:福岡県福岡市 略歴:地元の小中高大学を卒業し企業に入社。バブル世代故、世の流れに沿い、終身雇用前提の会社員人生を歩みつつも、平成に入り、製造業、販売、流通、旅客業など多様な職種に携わる。その間、アメリカ大陸放浪の旅を経験する(当時は超円高で助かりました)。
0年台にフランスの精神分析家・ジャック・ラカンの分析理論に遭遇し、精神分析理論に目覚める。良き師に巡りあい教育分析を受けながら・精神分析家養成講座を受講。精神分析の世界に入ってほぼ10年が経過。
3、所在地/連絡先/営業時間/キャンセル・変更
- 所在地/支所
- ○
- ラカン精神科学研究所 福岡
- 〒812-0052
- 福岡市東区箱崎5-11-3
- *駐車場有り お問い合わせ下さい
- 最寄り駅(貝塚駅)からの地図はGoogle mapをご覧ください。
- ○
- 交通費を負担していただければ全国どこへでも参ります。
- ただし、全額前金振込み。
- ひきこもり等により、外出が困難な場合はクライアントの御自宅へ。その他、最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です
- 連絡先
- 携帯
- 090-1971-7334
- 面談中で電話に出られないことがあります。留守電に連絡先の伝言を残してもらえば後ほど連絡を入れます。
- 注意
- 番号非表示の着信には出ませんのでご承知おき下さい。
- メルアド
- lacan.msl.f☆gmail.com
- ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)
- 営業時間/定休日/キャンセル
- 時間
- 9:00~22:00
- ご事情によっては、上記以降の時間に応じられる場合があります。ご相談ください。
- 定休
- 休業日を設けていません。日祝日も可。
- キャンセルについて: キャンセルの申し出につきましては、一週間前迄とし、前々日は料金の50%を、前日は70%を、当日は100%を負担していただきます。
- 日時変更について: やむを得ない事情で日時の変更をする時は、本来の予約日より1週間以内に再度分析の予約をいれてください。但し、変更は1回までとし、変更日は、月をまたがない事とします(注意:月末に予約を入れた場合、変更は出来ません)。2回目の変更は認めません。分析を受けられなくても100%負担して頂きます。
- 出張について: 交通費機関の予約、交通費が発生しますので、出張を伴なう分析依頼のキャンセル、日時の変更につきましては個別に対応されて頂きます。
- ラカン精神科学研究所パンフレット
- 当研究所のパンフレットをpdf化しました(表紙+内容10頁)
- ラカン精神科学研究所 福岡パンフレット(PDF形式)
4、所在地/Google地図
当研究所は、駅のフォームから見えております。貝塚駅(福岡市営地下鉄)を国道3号船の方に出ます。福岡県警察東警察署前を通り、ガストの角を西へ。マンガ倉庫・箱崎店まで来て頂いたらすぐです。
5、スケジュール/Googleカレンダー
6、 < 精神分析療法(含:遠地)のご案内 >
- 精神分析治療(セラピー・カウンセリング)
- 料金
- 初回は75分、15,000円 2回目以降は1回50分、10,000円
- 時間
- 2回目以降1回1名の分析時間は50分(親子または夫婦面談で1回は可)
- 希望により、1回50分以上の分析も可能です。
- 日時は完全予約制です。電話等で予約してください。
- 引きこもり等により、外出が困難な場合は、お宅へ伺うことも可能です。
- 遠地の方に電話やパソコンの通話機能を使った分析を行っています。
- 電話セラピーは、直接面談によるセラピー(精神分析)同様、事前に予約をとってください。
- 電話による通常のセラピーを予約の場合は、1回50分、料金は10,000円です。
- 電話料金はクライアントの負担となります。(クライアントから電話をかけてください)
- 分析料金は先払いで、指定口座に振込みしてください。
- 精神分析治療による「転移」「抵抗」「逆転移」という精神のダイナミズムと、精神分析家の「理解」と「共感」による心の交流が貴方に変容をもたらします。
精神分析とは対話療法(カウンセリング・セラピー)であり、精神分析者と被分析者(クライアント)が1対1の対話によって無意識を意識化し、コンプレックスを解消する療法です。このため「言葉のみによる洞察的気付き療法」ともいいます。いわゆる、犯罪容疑者に関して行う「精神鑑定」とは全く別物です。
オーストリアの精神家医フロイトは、「人間の行動を決定するのは、その人すら知らない無意識である」と言いました。無意識を知る手立てとして夢分析を行います。夢は無意識によって形成されるものだからです。
クライアントは精神分析を通して自分の様々な側面に気付き、それを意識化し、内面化し再組織化して、自己を統合していきます。その結果、クライアントは自己を肯定し、自己決定能力が高まり、物事の判断に迷いや葛藤がなくなります。これは、クライアントから「生きるのが楽になった」という言葉がよく聞かれる事からも証明されています。
精神分析は契約治療であり、最低月1回、理想的には週1回の面談を維持し「時間」「場所」「料金」が設定されその枠内で行います。直接面談を原則としますが、遠方であるとかクライアントが出かけられないなど特別な理由がある場合は電話や、パソコンの通話機能を使った精神分析も行っています。また交通費を負担していただければ、出張セラピーも行います。
精神分析家は、クライアントとの信頼関係を大切にし、精神分析治療が継続して行われることを約束します。しかし、クライアントがやめたいと言われた時には治療を中止します。こちらから無理強いする事はありませんので安心して下さい。精神分析治療による「転移」「抵抗」「逆転移」という精神のダイナミズムと、精神分析家の「理解」と「共感」による心の交流がクライアントの変容をもたらします。
多く一般の方は、精神科、心療内科で病名をつけられ、薬による治療が主であろうと思います。心の病は、何らかの心の傷つきや、固着・こだわり、心の歪みが生じています。これは薬によって脳内のホルモンを調整すること等では、根本的に治すことは難しいと思われます。「言える」ことは「癒える」ことであるため、精神分析者は対話により、自己を開放し、気付きを与え、クライアント自身が自分の歪み等を修正し、自分を再構成、再統合していけるよう支えていきます。
精神分析は自己探求の旅であり、自己発見のドラマであり、自己完成への道程です。「運命」とは「無意識」の別名であり、自分の運命・人生は自分で切り開いていくものです。あなたがこの分析の道を選ばれたことにより、きっと自らの尊厳に気付かれ、有意義な人生を送られることでしょう。
自分の人生をあきらめている方、どうしていいかわからない方、是非ご連絡ください。
7、 < やさしい心理学講座のご案内 >
- やさしい心理学講座
- 料金
- 5,000円/参加1名
- 時間
- 1時間 50分
- 個人受講の場合は1回55分で行います。
- 完全予約制。全単元のテキストは6分冊で、1冊1,000円です。
- やさしい心理学講座テキスト(見本)PDF形式
- やさしい心理学講座のご案内(精神分析家のセラピー日記)
-
テキストをもとに症例などを入れながら、精神分析の理論をわかりやすく解説します。人間の精神とはどのように発達するのか、心の構造はどのようになっているのかなど、ご自身や子どもさん・人を理解したり、振り返ったり、子育てする上で役立つ理論です。 講座内容 1巻:自己を知る。2巻:心の発達。3巻:家族。4巻:心と体。5巻:性格を変える。6巻:愛と攻撃。詳しい開催日程はこちらです。また、電話・メールにてお問い合わせ先はこちらです。
8、 < 精神分析理論講座のご案内 >
- 精神分析理論講座
- 料金
- 10,000円/参加1名
- 時間
- 1回1単元:1時間30分
- 個人受講の場合は1回1時間で行います。
- *他の講座と時間等の条件が異なります。詳細はお問い合わせください。
- *全単元のテキストは4分冊で、一冊5,000円です。
- 精神分析理論講座テキスト(見本)PDF形式

9、 < 短時間電話セラピー>
- 短時間電話セラピー
- 料金
- 10分2,000円。
- 30分6,000円。
- 電話料金はクライアントの負担となります。(クライアントから電話をかけてください) 分析料金は先払いで、指定口座に振込みしてください。
- ※分析を始める前に聴いてみたい時、分析と分析の間で話したいことが出てきた場合などへの対応として設けています。また、電話・メールにてお問い合わせ先はこちらです。
- 短時間電話セラピーは、1回の時間は10分単位で何分でも可能です。
10、自分のことを振り返って
私は思春期に酷い皮膚疾患(脚部に表象)を患い町医者から大学病院までドクターショッピングをしました。誰が観てもわかる疾患がそこに確かにあるのに、いくら検査をしても原因不明。良くなったり悪くなったりを繰り返すばかりで、これでは将来は立ち仕事は無理かな?と思わせる程でした。なんとか、学生時代は騙し騙し過ごしたものの、就職してからは、出張の多い仕事で、何回か入院する羽目になりました。思うように仕事ができない事への腹立たしさはもとより、同僚にも迷惑をかけてしまうのが申し訳なく、社会生活に支障がでてしまう病気を呪いました。
さて、そんなある日、35歳で転職し、地元と実家を離れる事になりました。夢中で新しい仕事を覚える日々で時はあっという間に過ぎていきました。あれ?知らない間に病気が治っているではありませんか。あれほど治癒は難しいとされていた疾患は、50歳を超えた今の今まで一度も再発していません。
薄々気付いてはいたのです。ひょっとしたらあの実家に関わっているストレスのせいで病気になっているのでは?と。僕の実家は今にして思えば少し特殊な家庭環境で、あの家の家族として生活しながら、社会生活を営むのに、すごく心が疲れる家でした。
もっと早くにあの実家と距離を開けていれば、こんな苦しみや、痛みや、悲しみ、不安を抱え込む事はなかったのに。
なぜに、私はあの様な難しい病気にかかったのか?40歳を過ぎてから「精神発達論」や「精神分析学」を学んでハッキリと解りました。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」といいます。それから私は心身ともに健康を獲得し業務も普通にこなし、アメリカ大陸横断旅行にも出かけました。
「もっと早く知ればよかったのに」と後悔の念は拭えませんが、少しでも、本来ある筈の自分に戻れるよう日々頑張っています。
僕の感覚では、思春期の人の皮膚疾患はかなりの割合で、心的ストレスが原因ではないかと思っています。
昔の僕の様に、自分では意識していないのにも関わらず「疾病利得」を求め自ら病気になっている人が多くおられるのではないかと心が痛みます。ご縁のある方に、人の心の不思議を説く機会が得られればと思う昨今です。
11、世間で巻き起こる悲しい事件について(一例)
<刺青 入墨 タトゥー>
相模原障害者施設殺傷事件(2016年07月26日)は戦後最も多い死者(19名)重軽傷(26名)を出した大量無差別殺傷事件となったが、容疑者は植松聖(うえまつさとし)26歳。彼の生い立ちを調べると、地元の小中高校を卒業し、入学したのは「帝京大学初等教育学科」で、小学校の図工の教員である実父をモデル化した生き方をしようとしてのが見て取れる。彼の大学時代の友人・知人のコメントを拾ってみると、遊び仲間と楽しく過ごしており、植松容疑者は場の盛り上げ役。所謂、リア充生活者であったようにもみえる。
ところがだ、ネット上で話題になっている植松聖容疑者の体中に彫られた刺青を拝見すると、ファッションタトゥーと言える様なものではなく、図柄も「オカメのお面が真っ二つに割れて下から般若が出てくる」という、オドロオドロしい物であった。
もし、植松聖容疑者が父の生き方に心底共鳴し、モデル化して小学校の教員を目指していたのならば、公的な施設(銭湯やスイミングプール、海水浴場)への立ち入りが憚られる刺青を入れたりしたりするだろうか?刺青は除去するにも多額の費用と長い時間がかかるのだ。
精神分析の世界で刺青を語る時に「そういう文化もある」とか「表現の自由」を引き合いに出してくるのはナンセンス。必ずわざわざ刺青を入れる「意味」がある。
一説によるとホラー漫画家である植松聖の実母:植松真里さんがどのようにして植松聖容疑者を養育したのかがわからので、ネットから漏れてくる情報で推測するしかないのであるが、植松聖容疑者が本気で小学校の教員になろうと努力しているように見えない。形式だけ(平たく言うと)カッコだけ「教職を目指してますポーズ」をしていて、実際には、当然すべき努力から逃げている様にみえる。
事実、彼自身が彼自身の体に刻んだ刺青は、上辺は「おかめ(滑稽=道化)」だが、深層(真相)は「般若(鬼)」であった。つまり、植松聖容疑者自ら「俺は表面上はちゃらちゃら道化を演じているが、その本性は鬼なんだぜ」と宣言しているに等しいのだ。
細かな語りをしていると際限がないので短く済ませます。
あと、植松聖容疑者が「障害者はいらなくね?」と発言していた件については、植松聖容疑者が、自分自身を障害者に投影した結果出てきた言葉です。2013年冬に植松聖容疑者と諍いが絶えなかった両親は家を出てマンションで生活を始めます。つまり、植松聖容疑者は両親に見捨てられたわけです。2015年02月に「やまゆり園」を自主退職。2016年07月事件発生。
社会参入に失敗、両親に見捨てられ、孤立、自主退社で無職、生きがいもない。植松聖容疑者は自己規定した「鬼」となって、存在理由が見つけられない自分を身障者に投影して、45名の人を殺傷したのでした。
秋葉原事件の加藤智大死刑囚の両親は金融機関にお勤め、英国人教師強姦殺傷事件の市橋達也受刑者の両親は医者、土浦連続殺傷事件の金川真大死刑囚(執行済)の父親は外務省のノンキャリア、相模原障害者施設殺傷事件の植松聖容疑者の父親:植松竜司さんは小学校の図工の先生。母親の植松麻里さんはホラー漫画家。
どうも世間で言うところの勝ち組の親だからと言って、その子ども達も必ずしも勝ち組人生を送れると言う理屈は存在せず、むしろ、自分の人生をモデル化して子どもに押し付け失敗するケースが多く見受けられ、子どもの養育にあまりに無関心な親達が普通に存在する事に「危なさ」を感じるのである。
犯行後の植松聖容疑者のしてやったり感のある「にやけた表情」を見ると既に統合失調症・精神分裂病の域に達していたのかもしれません。「俺は神だ」「ヒトラーが降りてきた」などの妄語。
刺青に関しては、覚醒剤所持容疑で、警視庁に逮捕された元プロ野球選手の清原和博さんも同様。2009年に覚醒剤の所持及び使用容疑で逮捕された元アイドルの酒井法子さんにも同様な事が言えると思います。
もっと早くに、然るべきセラピーやカウンセリングで自分のコンプレックスを言語化していれば、自身の体に刺青を入れると言う手段で、自己規定をする事もなかっただろうにと思います。
心と身体の健康の為に、精神分析(セラピー)をオススメします。調子よくても悪くても、自身で自分の心の状態をわかっておくことは重要な事だと思います。
12、子育てについて ゼロ歳児保育に対する疑問
日本社会に生まれ50年以上生活していると、私達の身の回りの変化や、価値観の動きについていけなくて困惑する事が多々ある。
ちょっと前までは三世代同居が当たり前で、人々の通信手段は〒郵便(手紙・ハガキ)か黒固定電話だったのに、今では、晩婚・少子化で、殆どは一人暮らし、世帯と言っても、パパママ僕の3人で、コミュニケーションも、スマホにLINEにツイッターにフェイスブック。新しいメディアとのつきあい方をずっと学び続けてなくては置いて行かれて孤独に苛まれると言う辛い状況になる。
子育ての考え方だって激変している。僕達(バブル)世代が跋扈した30年前は、就職してしまえば終身雇用前提で、毎年給料が上がって当たり前、計画的な安定した生活が望める時代だった。ところがバブル崩壊以降の日本の経済は平成不況が継続中で、アベノミクスの掛け声は聞こえてくるものの、どこぞの企業がなんとか特需で社員を大募集とか言う話は聞いたことがない。
話を子育てに戻そう。
大学を卒業して企業の正社員となって、職場でいい感じの異性をみつけて職場結婚。女性は正社員で入社しても3、4年で「寿退社」する事を「腰掛け」と呼んでいた。女性は正社員と言う安定した収入が見込める異性を旦那として契約(結婚)し、安心して妊娠・出産・育児に励み、子どもに手がかからなくなったら、子どもを幼稚園(早くても3歳児から)に預けて、旦那の税控除対象配偶者の制限内の収入が見込めるパートに出る・・というライフスタイルが当たり前だった。
ところが現在は、・・・
待機児童ゼロが選挙公約(政治問題)になるご時世で、母親は産んだら即乳児を託児所に預けて、共働きをする事が前提となっています。
精神分析の世界では「精神発達論」と言うジャンルがあります。これはメラニー・クラインさんと言うオーストリアのウィーン出身の女性精神分析家が提唱した論です。メラニー・クラインさんと対立したのが、無意識を発見したジークムント・フロイトの実娘のアンナ・フロイトさん(児童心理学に専念)。同世代で精神分析家で有名なのがジョン・ボウルビィ。このジョン・ボウルビィさんは、1950年代第二次世界大戦後のイタリアで孤児院、乳児院などに収容された戦災孤児の発達の様子を観察して愛着理論の実証的研究をした人です。
で、精神分析の世界では、人が人と成長していく過程において、母子関係は最重要であり、母なしには人の精神発達は語れないと言っていいくらいです。1歳にもなっていない寄る辺ない存在の乳児を他人や他者に委ねるのは「いけないこと」と言えます。心理学や精神分析学と母子関係を学んだ人なら「ゼロ歳児保育」は否定的な見解を述べる筈です。
5年後、10年後、15年後の子どもたちの精神の発達によからぬ事態が巻き起こるのでないか?と大いなる危惧を持っている事を書き留めておきます。
子育てや、親子関係に悩んでおられる方の相談にも対応致します。
13、事故について、運転と無意識
私は、旅客運送業に従事した事があって、なぜ事故や違反、トラブルが発生するのか?突き詰めて考えた事があります。
毎日ハンドルを握って営業をしてみてわかった事は、人は意識して運転しているのではなく無意識に運転している時間が長いと言う事です。運転超初心者ならまだしも、ベテランになればなるほど「俺は目をつぶっても運転できる」と豪語する方々多いのではないでしょうか?
事実、ハンドル、アクセル、ブレーキ操作がスムーズにできれば運転免許を取得できるのですが=事故を起こさない運転ではないのです。
ある例を示します。
タクシードライバーは基本歩合給ですので、少しでも多くのお客さまをお載せして、少しでも長い距離を走りたいと念願して営業しています。そうするとどうでしょう、飲酒運転をしているわけでもないのに「この角を左折したらお客さんが手を上げて手を上げて乗車して欲しい」と思いながら営業していると、本当に、お客さんがいて手を上げて「ラッキー」と調子に乗る事もあるのですが、不思議な事に、電信柱に張られた人の顔のポスターがお客様にみえたり、枝を伸ばした街路樹が人の様にみえたりする事があります。
私達が間違いなく現実と思い込んでみている目前の景色は、実はそれをみた人の脳や心によって加工され、現実のそれとは違ったものとして目前に映し出される事になります。この現象が病的に過度なものとなると、「幻覚」や「幻聴」といわれるものになります。
これって、実は、非常に危険な事ではないでしょうか?
無いものが有る様にみえると言う事は、逆に、有るものが無い様に見えることも有り得ると言う事。
事実、事故を起こした人が「歩行者がみえませんでした」とか「気がついた時にはブレーキが間に合いませんでした」が発言するのをよく耳にする。
では、どう言う時に見えないものが見えるのでしょうか?
ずばり、冷静でない時、慌てた時、しまったと思った時、心に余裕がないとき、飲酒している時。普段は、意識が無意識(コンプレックス)を心の底に沈めているのに、意識が揺らぐ時、無意識(コンプレックス)が表象し、心の想像界にリアルではないイリュージョンを出現させてしまう。
結果、事故を起こし、更に、パニックに陥り、二次事故、ひき逃げをしたりする。
ただ、冷静にハンドルを握って運転すればいいものを、余計な心配事に心を奪われたり、脇見をしたり、スピードを控えめにすればいいものを、ちゃんと一時停止すればいいものを、自分で勝手に冷静な判断をしにくい事態を招き自ら事故を起こしてしまう。
事実、つい最近、定年退職を間近に控えた元警察署長がひき逃げ事件を起こした事件があった。信じられない事だが、これは事実である。
未だに運手運転がらみの悲惨な事故も後を絶たない。
私の住む福岡市では全国的に報道された「福岡海の中道大橋飲酒運転事故(2006年08月25日)」からちょうど10年が過ぎました。
車の運転に限らず、自己のコンプレックス(無意識)が表象してしまって、思わぬトラップに引っ掛かる人も少なくないと思います。精神分析(セラピー)による対話療法をお勧めします。
Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク
より大きな地図で 分析家マップ を表示
- Webマガジン 月刊 精神分析 シリーズ
- 2016
- 年
- 11月号 オールOK子育て法 再考察
- 10月号 葛城事件考察
- 09月号 舛添要一研究所
- 08月号 重版出来! 町山智浩 時代考察
- 07月号 連合赤軍 坂東國男 ちはやふる-下の句-
- 06月号 桐島、部活やめるってよ
- 05月号 32歳 ガン漂流 奥山貴宏
- 04月号 心は体のモニター6 部屋はその人の精神内界
- 03月号 元少年A 週刊文集 取材事件
- 02月号 清原和博 覚せい剤事件
- 01月号 シリコンバレー式自分を変える最強の食事
- 2015
- 年
- 12月号 三宅隆太 スクリプトドクター
- 11月号 沖縄戦による晩発性心的症候群2 蟻塚亮二
- 10月号 少年A神戸連続児童殺傷事件 絶歌5 存在の耐えられない透明さ
- 09月号 少年A神戸連続児童殺傷事件 絶歌4 ゾディアック事件
- 08月号 少年A神戸連続児童殺傷事件 絶歌3 東慎一郎
- 07月号 少年A神戸連続児童殺傷事件 絶歌2 土師守
- 06月号 少年A神戸連続児童殺傷事件 絶歌1 酒鬼薔薇聖斗
- 05月号 小林和彦 統合失調症 亜細亜堂 望月智充
- 04月号 萩原流行 バイク事故死と「ものぐさ精神分析」岸田秀
- 03月号 体は心のモニター5 心と体の健康管理
- 02月号 今井メロ
- 01月号 排水トラブルと精神分析
- 2014
- 年
- 12月号 飲酒運転 事故と精神分析5
- 11月号 痔が痛い おしりの健康 心は体のモニター4
- 10月号 チェッカーズ
- 09月号 宇野常寛 惑星開発委員会ルーツ京都探訪
- 08月号 佐世保小6同級生殺害事件 御手洗怜美 辻菜摘
- 07月号 片山祐輔 丑田俊二 パソコン遠隔操作事件
- 06月号 萩原流行・まゆ美 Wうつ
- 05月号 福岡OLバラバラ死体遺棄事件 諸賀礼子
- 04月号 福岡美容師バラバラ殺人事件 江田文子(城戸文子)
- 03月号 体は心のモニター3 炭水加物ダイエット糖質制限 胃カメラ
- 02月号 宇野常寛 オールナイトニッポン0 リトル・ピープルの時代
- 01月号 自殺 末井昭
- 2013
- 年
- 12月号 炭水化物ダイエット糖質制限 夏井睦 飯野賢治
- 11月号 そして父になる 福山雅治
- 10月号 沖縄戦による晩発性心的症候群
- 09月号 宇多田ヒカルと藤圭子の世代間連鎖
- 08月号 秋葉原無差別殺傷事件4 加藤智大 解+
- 07月号 宇野常寛 風立ちぬ
- 06月号 ダイエット
- 05月号 探偵ナイトスクープ
- 04月号 ブラックジャックによろしく
- 03月号 宮迫博之 ガンと胃カメラ 体は心のモニター2
- 02月号 グリム童話・白雪姫
- 01月号 小堤英銃 ストーカー殺人事件(神奈川県逗子市)
- 2012
- 年
- 12月号 市橋達也 リンゼイ・ホーカーさん強姦殺害逃亡事件
- 11月号 東ちづる アダルトチルドレン
- 10月号 秋葉原無差別殺傷事件3 加藤智大
- 09月号 滋賀県大津市皇子山中2いじめ自殺事件 まとめ
- 08月号 大阪ミナミ心斎橋通り魔事件 磯飛京三 南野信吾 まとめ
- 07月号 関越自動車道高速バス事故 河野化山 まとめ
- 06月号 京都祇園自動車暴走事故 藤崎晋吾 まとめ
- 05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター
- 04月号 私と精神分析6 シニフィアン研究所編
- 03月号 パニック障害
- 02月号 勝間和代 史上最強の人生戦略マニュアル
- 01月号 ツレがうつになりまして2。
- 2011
- 年
- 12月号 事故と精神分析4 父への反逆
- 11月号 事故と精神分析3
- 10月号 ツレがうつになりまして。
- 09月号 私と精神分析5
- 08月号 決着をつける
- 07月号 刻印
- 06月号 事故と精神分析2
- 05月号 無意識
- 04月号 ひきこもって20年
- 03月号 秋葉原無差別殺傷事件2 加藤智大
- 02月号 人生脚本(シナリオ)
- 01月号 家系図 自分のルーツをさぐる
- 2010
- 年
- 12月号 皮膚と自我
- 11月号 事故と精神分析
- 10月号 浮谷東次郎と大陸横断と精神分析
- 09月号 マイケル・J・フォックス と セラピー
- 08月号 西武百貨店 池袋コミニティカレッジ子育て相談会 私と分析4
- 07月号 いい子が危ない
- 06月号 虐待
- 05月号 婚活相談と結婚生活
- 04月号 いじめ対策 イジメ 苛め
- 03月号 引きこもり 不登校少年
- 02月号 依存症とは(覚せい剤など)
- 01月号 心的遺伝子論 精神分析的生み分け法
- 2009
- 年
- 12月号 私と精神分析3
- 11月号 精神分析を受ける
- 10月号 精神分析による変容と変遷
- 09月号 秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大
- 08月号 酒井法子覚せい剤所持事件と分析理論
- 07月号 非行と家庭内暴力
- 06月号 女性と仕事・結婚・出産 月刊 精神分析
- 05月号 精神分析家をえらびますか?
- 04月号 なぜ精神分析で心の病が治るのか?
- 03月号 随筆 精神分析
- 02月号 私と精神分析2
- 01月号 運命は名前で決まる
- 2008
- 年
- 12月号 こころの栄養講座 拒食症 過食症
- 11月号 私と精神分析
- 別冊
- 福岡県庁都市伝説 亀井光 奥田八ニ 舛添要一
- しくじり警視 天本栄一 福岡県警察
- Uber(ウーバー)って知ってる?福岡での検証プログラムについて
- 精神分析家ネットワーク
- 宮城県宮城郡
- セラピールーム燦燦(さんさん)
- インテグレーター 照示 顕子(しょうじあきこ)
- 住所
- 宮城県宮城郡利府町神谷沢字化粧坂67-8 8号
- メール
- therapyroom.sunsun@gmail.com
- サイト
- 新サイト
- ブログ
- 照示顕子のセラピー日記
- サイト
- セラピールーム燦燦forスマートフォン
- ブログ
- セラピールーム燦燦(goo)
- モバイル
- セラピールーム燦燦mobile
- ミラー
- 夜サイト
- ミラー
- 昼サイト
- ブログ
- 幸司満月のセラピー日記(旧ブログ)
- サイト
- 心と体の悩み相談
- サイト
- 心の栄養講座
- ブログ
- セラピールーム燦燦sunsun
- QRCD
- 宮城県仙台市
- 「a」精神科学研究所(こもじのえー)
- インテグレーター 進道 歩実(しんどう ふみ)
- 住所
- 仙台市太白区山田北前町41-45
- TEL
- 022-743-3375
- 宮城県仙台市
- セラピールーム グリーンテラス ホームページ
- 竹田精神科学研究所 ホームページ
- 埼玉県上尾市
- シニフィアン研究所
- インテグレーター 真道 満喜(しんどう まき)
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- 月1回、和歌山に出張しております。
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- インテグレーター 田村 励次(たむられいじ)
- 住所
- 東京都台東区橋場1―36―13―1101
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- インテグレーター 立木 歩実(たちきあゆみ)
- 住所
- 神奈川県秦野市北矢名1094-7
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- tokyo.mtl@gmail.com
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- インテグレーター 鏡 容呼(かがみようこ)
- 住所
- 神奈川県足柄上郡開成町延沢585
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- 住所
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