しくじり警視 天本栄一 福岡県警察タイトル画像

1、はじめに

みなさん、こんにちは、福岡県民太郎です。

img02.jpg

2016年平成28年03月29日夜、帰宅してパソコンを立ち上げ、いつもの様にヤフーでニュースチェックをしていた時の事。「元警察署長 ひき逃げ容疑で書類送検と処分へ」の見出しが目に入りびっくり!

「どこの警察の不祥事か」と思い記事に目を通すと、私の地元の福岡県警察で、ひき逃げしたのは、なんと先月まで糟屋警察署々長だった天本栄一警視(現在は警務部付き)との事。「まだ、エイプリルフール(四月馬鹿)には早いんですけど」・・・・と、疑心暗鬼で記事に目を通した。

朝日新聞デジタル 3月29日(火)12時35分配信

福岡県警の天本栄一・前粕屋署長(60)=警視=が今月、福岡市内で乗用車を運転中にひき逃げ事件を起こしていたことが分かった。県警は29日、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで前署長を書類送検し、戒告の懲戒処分にした。

「突然の事故で気が動転してしまった」と供述しているという。県警は「私的な事案」などとして前署長の氏名を公表しなかった。

前署長は高速隊長など交通部門の幹部を歴任。2月まで粕屋署長だった。今月末で定年退職予定で、辞職は申し出ていない。

監察官室によると、前署長は03月22日午後05時50分ごろ、福岡市南区向野2丁目の市道交差点で乗用車を運転し、自転車と接触。自転車の男子高校生 (18)を転倒させ、手に1週間のけがを負わせたのに、救護や通報をせずに逃げた疑いがある。この日は休暇で、私用で外出していた。

前署長はいったん帰宅したが、タイヤがパンクしていたことなどから「重大な事故ではないか」と思い、事故の約20分後に自転車で現場に戻った。その後、目撃者の110番通報で到着した警察官に事故の当事者だと伝えたという。

県警の調べに「高校生が『大丈夫です』と言ったので安心し、届け出るまでもないと思った」と供述。道交法は、事故を起こした時は、けがの有無にかかわらず警察に報告しなければならないと定めている。県警は「逃走や証拠隠滅の意図はない」として逮捕はしていない。

△TOP

2、福岡県警 吉田尚正県警本部長

img16.jpg

2016年03月30日 04時00分

「警察に対する信頼を損なったことは誠に残念。まず何より、部下職員の手本となるよう自らを厳しく律し、第一線で職務に精励している職員の士気が低下することのないように」。03月29日午後、福岡県警本部で開かれた警察署長会議で、吉田尚正県警本部長は幹部127人を前にこう訓示し、危機感をあらわにした。

吉田尚正氏の略歴・・警備局警備企画課長、内閣総理大臣秘書官、警視庁刑事部長、長官官房首席監察官(2014年1月28日)を歴任。2015年1月23日から福岡県警本部長(首席監察官)の任に就く。それから1年余り、まさか自分が管理監督すべき組織の警視がひき逃げ事件の容疑者になろうとは夢にも思わなかっただろう。「不徳のいたすところ」などと言うセリフが聞こえてきそう。・・吉田氏はいわゆる警察官僚なので、次に移動があれば福岡とは関係ない人になる。

Google検査してみると、2012年警視庁刑事部長時代、記者会見に望む吉田氏の勇姿(動画)を拝む事ができる。

1995年の地下鉄サリン事件の殺人と殺人未遂容疑などで特別手配されていた高橋克也-容疑者(54)の逮捕を受け、警視庁の吉田尚正刑事部長は2012年06月15日午後に記者会見し「全国から寄せられた情報により逮捕につながった。深く感謝します」と述べた。

2016年01月07日

福岡県警察年頭視閲が福岡ヤフオクドームで行われ、井上忠敏議長や警察委員会中牟田伸二委員長など多くの議員が出席しました。視閲では、警察官635人、白バイ・パトカーなどの警察車両35台による行進や、部隊点検、吉田尚正警察本部長による訓示などが行われ、県民の安全・安心を維持する決意を新たにしました。井上議長は、「昨年2月議会におきまして、飲酒運転撲滅条例の一部改正を行い、飲酒運転を繰り返さないための取り組みの強化を図って参りました。今後とも、県警察と一丸となって、県民の飲酒運転撲滅気運をより一層高めることが必要であると考えております」と挨拶しました。

img18.jpg

もちろん、福岡県知事の小川洋さんも訓示を述べられていました。が・・・実はこの人は通商産業省(現、経済産業省)の大臣官房企画室長時代に、同室の裏金を我の名義の銀行口座に入れていた事がバレて2005年8月に懲戒処分を受けており、その直後の同年9月に同省を退官している。で、2011年4月10日に福岡県知事に当選したんだけど、当の福岡県警察も2004年に裏金問題を起こしており、クリーンなイメージとは程遠いんだよね。福岡県議会86議席の内半数の43議席が自民、で公明が11。国政と一緒で自公で粛々と運営されるぬるい議会で、○○問題で議会が紛糾したなんて話はついぞきかない。福岡都構想なんてないしね。亀井光から奥田八二・・保革対立県政で火花なんていうのは昔の話。

△TOP

3、天野栄一元警察署長のひき逃げ事故現場

ここから冷静に天本栄一容疑者の事故を分析してみる。

まずは現場から。考察の鉄則。

事故現場をGoogl Earthで検索すると以下の映像を見る事ができる。

向かって画面左のグランドのある敷地が福岡県立筑紫丘高校(地元民は"がおか"と呼ぶ)。下方のグラウンドが福田学園。右上の交差点が学校下交差点。画面中央へ向かう4車線はGoogl Earthでは確認できない「筑紫丘トンネル」の道で、事故の現場は、一方通行の一車線の側道を上った画像中心の変則交差点で起こった。

img14.jpg

向かって右が塩原、左が野間。右に見えてる4車線は筑紫トンネルをくぐる道。天本栄一容疑者は手前の一方通行の一車線を右から左へ移動(坂を上る)していた。事故現場は映像中央の変則交差点。交差点脇に建造物があり見通しが良いとは言えず、徐行義務がある。

img13.jpg次にGoogleストリートビューで位置関係の説明をします。テレビのニュース報道の動画をみたら事故現場もすぐにわかった。福岡市南区向野2丁目の市道と言ってもピンと来ない人が多いかと思いますが、タモリを生んだ福岡県立筑紫丘高校と福田学園に挟まれた市道。筑紫丘トンネルの脇の側道を上ったところだ。道の右も左も自転車通学をする高校生のメッカ、それも片側1車線で、そもそも、鼻っからスピードを出す道ではない。「マナーの悪い自転車が脇から急に飛び出してくるかもしれない」と警戒しながら通行するのが当たり前の道。ね!所轄の南署の交通課のみなさん。僕の言っている事は正解ですよね。常に危険を予測しながら走る。

img03.jpg写真は、南警察署を背にして、学校下交差点を野間方面に向かう。正面が筑紫丘トンネル入り口。この映像では向かって左が福田学園。右が福岡県立筑紫丘高校と言う位置関係になる。

img04.jpg天本栄一容疑者は、トンネルの一方通行の側道を上がったところで事故を起こしている。坂道を上がったところは信号機のない交差点になっており、特に右からは自転車が出て来る可能性が高い。車線は1車線しかなく、そもそもスピードを出す場所ではない。

img05.jpg

警視は右折してきた自転車の高校生と衝突し、転倒させましたが救護などをすることなくそのまま走り去ったということです。

img06.jpg

天本栄一容疑者の事故車(マツダ 新型デミオ)の右タイヤはパンクしフェンダーやピラーに一目瞭然の衝突痕が残っており、坂を下って右折しようとした自転車と、かなりの速度で坂を登ってきた天本栄一容疑者のデミオが所謂「右直事故」を起こしたものと思われます。

坂道を徐行して上ればなんてことはない交差点でまさかの右直事故。ちょっと前まで警察署長と言う任に着いていた方の運転としては、余りに迂闊(うかつ)と言っては失礼だろうか?

img15.jpg

前代未聞の事件にマスコミも争って事故現場リポート。

△TOP

4、事故の詳細(立派なひき逃げ)

img11.jpg天本栄一容疑者所有の事故車(新型マツダ・デミオ)南警察署で撮影。右前タイヤがパンク。ライトの下:フェンダーとピラー部分が大きく凹んでいる。

県警の調べに「高校生が『大丈夫です』と言ったので安心し、届け出るまでもないと思った」と供述。道交法は、事故を起こした時は、けがの有無にかかわらず警察に報告しなければならないと定めている。県警は「逃走や証拠隠滅の意図はない」として逮捕はしていない。

img08.jpg

いくら高校生(被害者)が大丈夫と言ったかしらないが、報道の映像をみると、天本容疑者の事故車の新型デミオは右前タイヤがパンク、フェンダーとピラーに大きな衝突痕を残しており、自転車ではなくもっと大きな重量物がぶつかったかの様な印象を受ける。・・・と言う事は、事故は「ちょっと掠りました」と言うレベルでなく、激しくぶつかったのだと想像できる。img09.jpg

「(自転車の)かごがグシャってなってて、タイヤも変形してましたね。救急車の中で座ってたのが被害者じゃないかと思うんですけど。(Q.高校生ぐらいの?)はい」(近くにいた人)。

自転車の被害はかごがグシャってなって、タイヤも変形・・・やっぱり「ちょっと掠(かす)りました」と言うレベルではない。現実に被害者は救急搬送されているのである。南区の救急搬送受け入れ病院と言えば、日赤病院か?九州中央病院か?距離的に近いのは福岡徳洲会病院(春日市須玖北)辺だろうか?img10.jpg

警察幹部が「気が動転しました」で、事故加害者の救護もせず事故現場から立ち去る・・・・・これは立派な「ひき逃げ」である。どこかの飲酒運転の加害者が言うようなセリフを退職を控えた福岡県警察幹部が宣う。世も末。更にびっくりする事に、天本容疑者は、

交通部門の幹部職を歴任した天本警視は高速道路交通警察隊長として出席したイベントでは、交通指導にかける決意を述べていました(2008年)。

空いた口が塞がらない。(゚∀゚)

△TOP

5、天本栄一元署長ひき逃げなのに逮捕されないのはなぜ?

「ひき逃げ」が報道された直後から、立派なひき逃げで、しかも、一旦、現場を立ち去り、事故車両を自宅に置き、自転車で事故現場に戻っているのにも関わらず、

県警は「逃走や証拠隠滅の意図はない」として逮捕はしていない。


と言うのはおかしくはないか?警察は身内に甘い。などの声がネット上であがった。
例えば、先に東京・町田市で起こったひき逃げ事故では運転手は即逮捕されている。

2016年02月18日

17日、東京・町田市で登校中の小学1年生の男の子がダンプカーにひき逃げされ、死亡した事件で、警視庁は運転手の男を逮捕しました。ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、神奈川県大和市の解体工・水村滿容疑者(68)です。水村容疑者は、17日午前、町田市鶴間の交差点で、登校中で横断歩道を渡っていた小学1年生の倉田遼太郎くん(07)を運転していた4トンのダンプカーでひいてそのまま逃走し、死亡させた疑いが持たれています。取り調べに対し、水村容疑者は「左の後ろのタイヤで何かをひいたのは間違いありません」「確認しないでそのまま立ち去ってしまった」などと容疑を一部否認しています。水村容疑者は、同僚の男性2人を乗せ、神奈川県綾瀬市の事務所から町田市へ仕事に向かっていたということで、警視庁が当時の状況を詳しく調べています。

天本栄一元署長は自宅に事故車両を置いていた時点で、既に、証拠隠滅のおそりありと判断・逮捕するのが妥当なのではないだろうか?

ネット上で交通事故問題に関する弁護士の話をチェックすると。

ひき逃げとは?

ひき逃げとは、一般的に、自動車などで人をひいてそのまま逃げることをいいます。法律上「ひき逃げ」という言葉はありませんが、道路交通法第72条の救護義務違反がこれにあたります。救護義務とは、交通事故を起こした場合に、車の運転手が負傷者を適切な方法で助ける義務をいいます。交通事故を起こしたのに、この義務を果たさず事故現場から逃げてしまうと、救護義務違反としてひき逃げの罪が成立します。また、110番通報をしなかった場合は、合わせて、道路交通法上の報告義務違反の罪が成立します。

ひき逃げで逮捕

事故前後の状況や相手方のケガの程度にもよりますが、ひき逃げの場合は、逮捕されてしまうケースも多いです。事故現場から逃走している以上、逮捕の必要性があると判断されることが多いからです。もっとも、事故の態様次第では、逮捕されないこともあります。

ひき逃げした=現行犯でないの?=逮捕でしょ? 事故車両も自宅に隠して・・どう言う判断したら逮捕の必要がないって言う判断になるのか福岡南署の交通課にきいてみたい。ついこの間まで粕屋署の署長してた人が起こしたひき逃げ事故だから=逮捕しなくていいんでしょうか?

県警は「逃走や証拠隠滅の意図はない」として逮捕はしていない。

△TOP

6、福岡県警察はひき逃げを隠蔽?64(ロクヨン)

更にこの事件に関して「なぜ?」と首をかしげる事がもう一つある。天本容疑者が事故を起こしたのが03月22日午後05時50分ごろ。事故の報道があったのが3月29日(火)12時35分配信。この1週間のタイムラグの意味するところは何か?

県警は「私的な事案」などとして前署長の氏名を公表しなかった。


img12.jpg

警察報道の難しさを描いた作品として小説、テレビドラマ、そして2016年公開準備中の映画「64(ロクヨン)」がある。原作は横山秀夫による推理小説。2012年10月に文藝春秋より刊行。作品の内容は所謂、誘拐事件の報道規制をテーマにしたもので、警察サイドの広報室とマスコミ各社との鬩ぎ合いが描かれていて、テレビドラマとしては2015年4月18日より、NHK「土曜ドラマ」にて全5回で放送された。主役の県警広報室長を演じるピエール瀧さんと報道記者(東洋新聞キャップ秋川修次)役の永山絢斗(瑛太の実弟)の丁々発止の攻防が見どころ。なお映画は苦悩する広報室長役は佐藤浩市、報道記者役は綾野剛、前編後編に分けての公開となる模様。こちらからも目が離せない。

テレビドラマの「64」の中で伏線として出てくるエピソードに交通事故加害者の氏名を実名で報道するか否かで、警察広報室と報道機関の記者の間ですったもんだするシーンが有る。作中では、交通死亡事故の加害者が県公安委員会の委員の身内であった為に警察サイドは匿名(32歳主婦A子)での発表を主張。マスコミは実名での発表を主張し激しくぶつかる。

話を天本栄一容疑者がやらかしたひき逃げ事件に戻そう。天本容疑者が事故を起こしたのは03月22日なのに、なぜに報道は1週間後の03月29日になったのか?県警の言う所の勤務時間外の休日にやらかした「私的な事案」だから天本栄一容疑者の氏名を公表せず一般人が起こした事故として処理していたのに。一般人の私にはこの辺の経緯がさっぱりわからないのだが、22日から29日の間に何があって、現職県警幹部が事故を起こしたと言う報道が事故後、1週間後にされるに至ったのか?

天本栄一容疑者が起こしたひき逃げ事件も、その辺で毎日おこる飲酒当て逃げ事件と同様に、報道されるかもしれない、状況によっては報道されないかもしれない事故の一つではなかったのか?

福岡県警広報室にしてみれば、隠蔽した等と勘ぐられたくもない、単なる「私的な事案」として、さらっと流して欲しい、その辺にころがっている日常茶飯事のひき逃げ事件であった筈だ、

それが1週間も経って、なぜに定年退職をひかえた現職県警幹部のやらかした「ひき逃げ事件」として報道する事態に至ったのか?私達一般人の手の届かない、目の届かないところで事件は起こっているのである。

△TOP

7、ひき逃げ容疑者は警視の職責にある元糟屋警察署々長

<バーチャル現場検証>

2016年平成28年03月22日午後05時50分ごろ、当時の天気は「晴れ」。最高気温は18.3℃最低は3.9℃。特に視界が悪い理由も見当たらない。

天本栄一容疑者が運転する自家用車(マツダ・デミオ)は、筑紫トンネル脇の側道を登って野間方面に向かった。前方から高校生が乗った自転車で接近。自転車は交差点内で右折。天本容疑者の自家用車は直進。交差点で衝突する。両車の衝突の痕跡から想像するに、相応のスピードで衝突した筈だ。直進する高校生の自転車は坂道を下りつつ右折。天本栄一容疑者の自家用車は坂道を登りつつ直進。両者のどちらがどう目測を誤ったかにせよ、交差点内には徐行(車両等が直ちに停止することができるような速度で進行すること)義務があるので天本栄一容疑者の過失は免れない。

道路交通法第42条1項

車両等は左右の見通しのきかない交差点に入ろうとし、又は交差点内で左右の見通しがきかない部分を通行しようとするときは、当該交差点において交通整理が行なわれている場合及び『優先道路』を進行している場合を除き、徐行しなければならない

起こした事故は仕方がない。無かった事にしようとしても時間を巻き戻すことはできないし、後悔先に立たずである。ここで再優先にドライバーがしなければならない事はなにか?

事故が起きて最初にする事

1、けが人の確認と救助
2、警察への連絡
3、事故状況と相手の確認

車を運転する人は自動車教習所でも必ず教わるし、社会生活を営むにあたってハンドルを握る人の常識、仕事で自動車を運転する人は必ず事業者から口を酸っぱくして言われる事である。

道路交通法第七十二条 (交通事故の場合の措置)

交通事故があったときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員...は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。

「被害者が大丈夫っと言った場合は、立ち去ってよい」どこを探しても、そんな事は書いていない。

天本栄一容疑者が立ち去った後、交通事故目撃者の110番通報によって駆けつけた警察官(福岡南警察署の管内)が現場検証中。

事故から数十分後に現場に戻ったため警察官が事情を聴いたところ、事故を起こして逃げたことを認めたということです。アルコールは検出されなかったということです。

ここで、現場検証中の警察官は、加害者の免許で氏名住所を確認、車検証で事故車両の所有者、自賠責保険の加入を確認、加害者の職業と連絡先を確認した筈だ。

現場検証中の警察官「天本さんのご職業は?」
天本容疑者「福岡県県警、警務部付の天本栄一警視、60歳です」と答えたのだろうか?

泥棒を捕まえたら、なんと自分が勤務する会社の役員でしたと同じ事で、所轄の警察官も固まったよね。さぁて、どうしたものかと困ったのが福岡県警南署の交通課のお巡りさん。ひき逃げの容疑者は、福岡県警察警務部付きの警視であられました。

さぁ、事故が起こってからマスコミが報道するまでの一週間。「64(ロクヨン)」の様なすったもんだがあったのか?なかったのか?

△TOP

8、福岡県警察監察官室って警察の警察?

今回の事件を通して、そもそも警察って何?と言う疑問を持った。今は便利な世の中でパソコンでちょちょっと検索すると様々な情報を入手する事ができる。

警察組織ってどれくらいの人員がいるのか?ウィキペディアによると、11,656人

福岡県の人口は?これもウィキペディアによると、5,092,513人

福岡県における総人口に占める警察職員の割合は約0.23%である。

現在福岡市の人口が153万人であるから福岡県全体の人口のほぼ3割が福岡市に集中している事になる。今後、更なる都市部への人口の集中と犯罪の多様化が予想され、お巡りさんも大変だなぁと思う次第である。

さて、話を天本元糟屋警察署長が起こしたひき逃げ事件に戻そう。03月22日午後05時50分当時は、福岡南警察署の交通課の事故係の判断で逮捕もされず、当然報道もされず、あたかも60歳の一般人のおっさんが起こしたひき逃げ事件として処理されていたわけだが、03月29日福岡県警察は「前粕屋署長の天本栄一警視 (60)を道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失致傷)などの容疑で書類送検し、戒告の懲戒処分にした」と発表(マスコミ向けに広報)としたので、まさかのニュースとして、日本国の隅々まで知れ渡ったのでした。

で、この時、福岡県警本部の矢面に晒されたのが「近藤康徳首席監察官」。

近藤康徳首席監察官は 「あるまじき行為であり、被害者と県民に深くおわび申し上げる」と謝罪した。

実は私にも警察官の知人(友人と言うと語弊があるので知人としておく)がいる。昔、彼自身の発言を聞いた事がある。「警察官である彼自身が非番の時に自家用車を運転中、スピード違反で捕まって反則キップを切られ、更に、後日、警察組織の上司からこっぴどく怒られた」と言う。それを聞いた私は「へー警察官でも交通違反したらキップきられるし、上役に怒られるのね」と思った。その知人が警察内部のどこで働いていたかは知らないが、本来取り締まる側の立場の人間が、違反をすれば、そりゃ社会的にみても褒められた事ではなく、やはり痛い思いをするのだなと心に留めた。

どういうシステムになっているのかは知らないが、違反や事故処理そのものは一般人と同様に処理されても、後日、警察官の職責にある者の交通違反や事故は福岡県警察本部(監察官室)が知るところとなり、組織の上司から違反者への指導が行われるし、今回の天本栄一警視が起こした事件は、監察官室から以下のお達しが下ったのだ。

県警は29日、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで前署長を書類送検し、戒告の懲戒処分にした。

近藤康徳監察官室長の略歴を調べて見ると2014年02月に総務課長(生安総務課長)。2016年2月18日警務部参事官兼首席監察官兼監察官室長(刑事部参事官兼暴対部副部長)。・・・と何やら大げさな肩書を持たれているのだが、監察官室長に就任した途端に、定年間際の前糟屋警察署長がひき逃げ事件を起こして「管理不行き届きで申し訳ありあません。あるまじき行為で深くおわびする」と頭を下げ赤っ恥をかかされるのだから仕事とは言え可哀想なものである。

ちなみに監察官について調べると・・・

監察官

日本の警察における監察官は警察庁、警視庁および各道府県警察本部に設置される常設職である。警察不祥事の捜査、服務規定違反など内部罰則を犯した警察官への質疑、表彰、内部犯罪の取り締まりや監視・さらには会計上の監査業務に携わる。

まぁ諸外国では、役人の不正が横行し、本来ビジネスで発生するコストより、許認可権を持った役人への賄賂の方がよっほど高くつく国が当たり前にあると言う。そういう意味においては、例え定年間際の警視と言えども、法令に従わなけれな、重いか軽いかはさておいて、それなりの処分処罰が下されるのだ。日本がマトモな国でよかった。権力者が弱者を犯罪者に仕立てあげたり、加害者が被害者を加害者に仕立てあげたりする・・・そんな国でなくてよかった。

△TOP

9、福岡県警察・監察室はこちら

img17.jpgこのサイトを作成するにあたって福岡県警察のサイトものぞいてみたが、監察室の入口が解り辛かったので明示しておきます。

部署: 福岡県警察本部 監察官室 電話番号: 092-641-4141

監察官室はカテゴリで言うと総警務(多分、総務と警務があるって事?)と言うカテゴリの中にあり、部外通報窓口を設置している。

部外通報窓口

「部外通報窓口」は監察官室の担当職員が、警察職員としての適性が疑われる行為(多額の散財や不適切交際など)に関する申し出をお受けしています。

部外通報専用ダイヤル:092-633-4600

通報受付時間:平日9:00~17:45
(土曜日、日曜日又はその他の休日を除く。)
※上記以外は受け付けておりませんのでご了承願います。

○警察に対する意見・要望○執務執行に伴う苦情○暴力団情報等は各々のホットラインにお願いします。

メールでの通報窓口:部外通報専用フォーム

△TOP

10、天本栄一ってどんな人?

img19.jpg

2016年03月29日時点で年齢60歳って事は、2015年03月28日から2016年03月29日に60歳になったって事だ。だとすれば、1955年03月28日から1956年03月29日生まれとなる。和暦でいうと昭和30年か昭和31年生まれだ。

大東亜戦争終戦が昭和20年。天本栄一さんは戦後わずか10年後に生まれた。ちなみに日本が戦後の焼け野原から高度成長期へ突き進む、東京オリンピック開催が1964年(昭和39年):天本栄一容疑者が9歳。大阪万博が1970年(昭和45年)天本栄一容疑者が15歳。と言う計算になる。東京オリピックの時に小学校低学年ということは・・・ALWAYS 三丁目の夕日(映画)の中、昭和33年(1958年)ではまだ3歳児であったという計算になります。 大卒として、社会人1年目は1978年。実はこの年は福岡大渇水で、飲食店も営業するのにも水不足で、苦肉の作で使い捨ての紙容器で営業する店も出現した。

時の流れは幾星霜、40年近く勤務して、やっとこさ警察署長(警視)まで上り詰めて、あと10日乗り切れば晴れて定年退職というタイミングで、まさかのひき逃げ事故の容疑者。退職日の僅か2日前に懲戒処分で書類送検。不幸を絵に描いたような転落ぶり。

img21.jpg天本栄一容疑者が直近まで最高責任者であった福岡県警察糟屋警察署。

粕屋警察署

粕屋警察署(かすやけいさつしょ)は福岡県警察が管轄する警察署の一つで、福岡地区に属す。署長の階級は警視。九州最大の都市福岡市の東北に隣接する1市7町を管轄する。管内は九州自動車道が縦貫、筑豊地区への主要道国道201号線が横断し、トリアス久山やイオンモール福岡の郊外型大規模商業施設や流通センター、工業団地などが進出。また糟屋郡は福岡市のベッドタウンとして人口増加率が福岡県内で最も高いといわれるなど、近年取扱事案が急増している警察署である。

ウィキペディアにも記述してあるが、近年人口減少に危機感を持つ自治体が多い中、全国でも人口の増加率が一番多いのが糟屋警察署が管轄する「粕屋町」。今もってひき逃げ事件を起こすような人が、そんな重要な町の警察署長をしていた事が信じられない。

<天野栄一略歴>

2008年 高速道路交通警察隊長
警察本部交通部統括参事官
2011年03月03日 豊前警察署署長
2014年03月 粕屋警察署署長
2014年12月 日本損害保険協会九州支部から感謝状
2016年02月26日 警務部付。
2016年03月22日 ひき逃げ事件の容疑者(福岡市南区向野)。
2016年03月29日 戒告の懲戒処分、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検。
※署長経験者がひき逃げ容疑で送検されるのは記録の残る1989年以降、福岡県警で初めて。
2016年03月31日 定年退職

福岡県警は退職金支給を差し止める手続きをとっており今後、刑事処分が罰金以下なら満額支給されるが、禁錮以上なら不支給となる。

主に交通警察部門に携わってきた現職幹部 が、自身の専門分野で引き起こした不祥事。「信じられない」と県警内には衝撃が広がる一方、県民からは再発防止を強く求める声が上がった。

△TOP

11、やっぱり痛い定年間際のひき逃げ事故

ネットをのぞいてみると「交通警察部門に携わってきた現職幹部が、定年間際にひき逃げ事故起こしといて、退職金満額持ってくの?」と訝る向きも多い。

あとは検察がどの程度の刑事処分を課すかがポイントなのだが、県民をあげて飲酒運転撲滅運動を展開している中、飲酒運転の摘発を逃れるため、当て逃げ、ひき逃げをくり返す輩が後をたたない。そんな厳しい状況の中、「現職警視のひき逃げ事件」ともなれば、県民感情としては厳しい処分を望む声が出て当然。

しかしながら、天本栄一容疑者が、定年後、どの様なセカンドライフを計画していたのかは知らないが、これだけ衝撃的なニュースとして全国報道されると「しくじり警視・天本栄一容疑者」の名前を知らない人はいないので、地域社会においても相当厳しい立場に置かれる事は容易に想像できる。

人の一生は本当に、儚く、危ういものなのだなと思う。

△TOP

12、ここにもいた。もう一人痛い警視(福岡県警察)

署長経験者がひき逃げ容疑で送検されるのは記録の残る1989年以降、福岡県警で初めて。・・・と言う話は前述したが、実は、つい昨年、こりゃまた現役の福岡県警の警視が詐欺容疑で逮捕されていた。詳細は下記報道記事参照。

福岡県警警視を逮捕 カード被害装い詐欺未遂容疑

2015年10月2日07時06分 キャッシュカードが悪用されたふりをして預金の補償を受けようとしたなどとして、福岡県警は1日、県警警視で留置管理課管理官の要(かなめ)幸次容疑者(57)=同県中間市下大隈=を詐欺未遂の疑いで逮捕し、発表した。「だまし取ることなど一切考えていません」と容疑を否認しているという。

県警の説明では、同県警の現職警視が逮捕されたのは、平成に入って初めて。

監察官室によると、要容疑者は今年6~7月、二つの銀行に対し、キャッシュカードをなくしたとうそを申告。そのカードで何者かに現金を引き出されたように装って、銀行から預金の補?(ほてん)分とカードローンの債務免除分の計約220万円をだまし取ろうとした疑いがある。

捜査関係者によると、要容疑者の届け出を受けて銀行側が調べたところ、口座から預金が引き出されるなどしていたが、ATMの防犯カメラには、いずれも要容疑者本人が映っていたため、銀行側は補償に応じていなかった。

偽造されたり盗まれたりしたカードで預金が不正に引き出された場合、預金者に重大な過失がある場合を除き、預金者保護法に基づいて、被害額の全額または75%が補償される。県警は、要容疑者がこの制度を悪用しようとしたとみている。

要容疑者は1979年採用。13年から、勾留中の容疑者の看守などを担当する留置管理課のナンバー3。私物のスマートフォンを勤務中に使うことが多いとして、上司から注意を受けたことがあったという。

01日深夜に記者会見した鍛治田敬・首席監察官は「より高い倫理観が求められる幹部警察官が逮捕されたことを、重く受け止めております」と謝罪。動機や借金の有無については「今後の捜査で明らかにする」と述べた。

福岡県警では今年に入り、少女への淫行や飲酒運転の疑いで3人の現職警察官が逮捕されるなど、不祥事が相次いでいる。

2015年07月に小郡署警部補:筬島武志容疑者(49)が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕。福岡県警の現職警察官が飲酒運転の容疑で摘発されたのは、2009年以来。2015年08月には福岡県警公安3課警部補:後藤弘容疑者(38)が県青少年健全育成条例違反(淫行)容疑で逮捕。

このペースでいくと、吉田尚正氏が福岡県警本部長の任に就いて、毎年、現役警視が不祥事を引き起こし、逮捕や送検される事態となっている。2名の警部補が飲酒運転の容疑と県青少年健全育成条例違反(淫行)容疑で逮捕。県民からみると十分非常事態なのだが・・・。

要幸次容疑者の件は鍛治田敬・県警首席監察官が「幹部として言語道断の犯罪行為。厳正に対処する」と謝罪した。鍛治田敬さんは謝罪の係。

まぁ11,656人もの職員を抱えれば、仮に0.05%の良からぬ警官がいたとしても6名が逮捕・送検される計算になる。これって一般市民の犯罪率と比べてどうなのだろう?

現実に、違法行為に手を染める現役の警官もいる事も事実なので、身を守る武器を身につけていない私達は、より一層気を引き締めて日常生活の任にあたらねばならない。

△TOP

13、突っ込んだ精神分析的考察

さて、以上は通常に普通に社会生活を送っている人なら普通に思う事柄だと思います。

で、ここから心理学的知識を駆使して考察を試みます。

交通警察のプロなぜ

約1カ月前まで福岡県警粕屋署長だった天本栄一警視が29日、ひき逃げ容疑で書類送検され、懲戒処分を受けた。主に交通警察部門に携わってきた現職幹部 が、自身の専門分野で引き起こした不祥事。「信じられない」と県警内には衝撃が広がる一方、県民からは再発防止を強く求める声が上がった。県警が交通事故の抑止を重点目標に掲げる中、交通部統括参事官などを歴任した交通警察の プロが起こしたひき逃げ事故に批判も多い。

img20.jpg・・絶対ありえない事。テレビドラマで例えれば、「白バイ野郎ジョン&パンチ」のギトレア部長(演:ロバート・パイン:Robert Pine)後に署長が引退間際にひき逃げ事件を起こしてジョンかパンチに捕まるって話だもん。ドラマの中でもありえない。どんな脚本家でもお話にできないくらい、超突飛な事。

そんな事が実際に起こってしまった時に心理学に通じている人間はどう考察するか?そう、コンプレックスの表象である。

心理学の世界では、人の行動の誤り、まちがい、失敗や事故を、人が意識して行った事ではない、無意識の表れが起こさせたミス・・錯誤行為としてとらまえる。

実は、ネットの世界でもリアルな世界でもあまりこう言うとらえ方はしないようだ。誰彼が飲酒運転で事故を起こました。・・・

福岡では幼い子ども3人が飲酒運転者が起こした事故で尊い命を失いました。それから、県を挙げて事故防止に努めましょうと頑張っている最中でも、普通に飲酒検問をすれば当たり前の様に酒気帯び運転が摘発される。捕まえてみれば、公的機関の職員であったり、馬鹿は死ななきゃ治らないと思わせる事態が続く。

意識ではわかっていても、やめられない(依存・中毒)、酒が入り抑止力である意識が薄らいで、気持ちが軽くなった途端に無意識(コンプレックス)がむくむくと頭を擡(もた)げ、欲望をむき出しにした運転をする。速度超過、信号無視、他人を事故に巻き込む暴走(逃走)運転のあげく無関係な他人を死においやる(無差別殺人)・・に至る。

話を天本栄一前署長が起こした事件に戻そう。

では、天本栄一容疑者は何故通常では考えられない事件・事故を起こしたのか?

考えられのは、平常の意識を維持できず、無意識の表象を許した何かがあったから・・・。

仕事で車を運転する人は会社の管理者や上司から以下の様な事を言われた事はありませんか?

「家族で生活している人は、家族間でどんな問題や諍(いさか)いが有っても、直前に夫婦喧嘩をしても、出勤時に"奥さんに必ず笑顔で送り出して貰いなさい"とお願いしておきなさい。ムシャクシャした気分で車を運転すると必ず事故を起こします。事故を起こすと家族の生活自体を危機にさらす事になります。」・・・と。それは、警告ともとれる指導をされます。

案外、これは正しくて、平時は冷静な運転、適切な運転ができる人でも、こころにムシャクシャした何かを抱えていると、素の欲望の部分(コンプレックス:無意識)が表象して、他者への攻撃性を露わにしたりします。ちょっとした事で大きなトラブルになったり、不用意な判断で事故を起こしたり・・・。

この文章を読んでいる人にもきっと心当たりがある事がある筈。

私が考えるに天本栄一前署長は心のトラップ(罠)にかかったのだと思います。本当のプロは心の平常心が保てない時はハンドルを握らないし、自分自身を客観的に観察できる人だと思います。

△TOP

14、おわりに

こんな事ありえない・・・。長い人生を生きていると、ありえない事が起こる事があります。どうして?なぜに?深く深く考えてみましょう。

ひょっとしたら、あなたの人生観、生き方に、大きく示唆に富む事物としてとらまえる事が出来るかもしれません。

2016年平成28年04月07日

福岡県民太郎

△TOP

15、Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク



より大きな地図で インテグレーターマップ を表示

 精神分析(セラピー)を受け、インテグレーター(精神分析家)を目指し理論を学んだ人たちが、東北・関東・関西を中心に実際にインテグレーターとして活動しています。  夏には、那須で恒例の「分析サミット」が開かれ、症例報告・研究などの研修会も行っています。  私たちインテグレーターを紹介します。(敬称略)  メールに関して、☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

△TOP