1、はじめに
月刊 精神分析読者のみなさんは「萩原流行(はぎわらながれ)」(敬称略)と言う役者さん俳優さんをご存じだろうか?現在51歳の私からすると、スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇(1986年 主演:浅香唯)で般若(依田先生)役を演じた人と言う印象が深い。ちょっとキザで、刑事ものやサスペンスものに登場すると、一癖ありそうな悪役(冷酷で油断ならぬ)がはまる。2005年のNHKの特集番組「ETVワイド ともに生きる」で「うつ病」に罹っていた事をカミングアウトし、2009年に「Wうつ うつが、ふたりを本当の夫婦にした。(廣済堂出版)萩原流行・萩原まゆみ」・・と夫婦のうつ病体験記を出版した。
今号(2014年06月号)の月刊 精神分析では05月号 福岡OLバラバラ死体遺棄事件 諸賀礼子、04月号 福岡美容師バラバラ殺人事件 江田文子(城戸文子)と2号連続で「バラバラ殺人遺体遺棄事件」が続いたので、萩原さん夫婦のうつ体験をもとネタにあらためて「うつ」を語ってみたいと思います。
2014年 平成26年06月30日 月刊 精神分析 編集部A
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2、登場人物
萩原流行(はぎわらながれ、1953年4月8日 - )
父はバンドのギタリスト(ミュージシャン)の次男として誕生。兄がいる。母はダンスホールの踊り子(父は既婚であった為、愛人状態であった)。
本名:萩原光男。東京都世田谷区出身。世田谷学園中学校・高等学校卒業。大学受験に失敗後浪人生活後、劇団ザ・スーパーカムパニイ、つかこうへい事務所、現在は個人事務所。劇団ザ・スーパーカムパニイを退団した際には二子玉川高島屋の家電製品売り場でソニー関連会社のアルバイト・セールスマンを経験した。血液型はO型。
1984年土曜ワイド劇場「疑惑の男」に出演。
今の妻に出会わなければアル中か犯罪者になっていただろう(本人談)。
家族(妻:萩原まゆ美)。奥さまからは「みっちゃんと」呼ばれる。GANKUTSU OH(1991年 東京青山劇場)上演後に(気分変調症・そううつ病)発病。
暴力的な父の存在で家庭内に居場所が無かった。兄と母と共に父の暴力の被害にあう。呪われた血の継承者として、子どもを作ることを選択せず。一家離散後の面倒を妻・まゆ美さんにみてもらう。その後、結婚、別居、同居、現在に至る。
家族(妻:萩原まゆ美)。奥さまからは「みっちゃんと」呼ばれる。GANKUTSU OH(1991年 東京青山劇場)上演後に(気分変調症・そううつ病)発病。
暴力的な父の存在で家庭内に居場所が無かった。兄と母と共に父の暴力の被害にあう。呪われた血の継承者として、子どもを作ることを選択せず。一家離散後の面倒を妻・まゆ美さんにみてもらう。その後、結婚、別居、同居、現在に至る。
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萩原まゆ美(はぎわらまゆみ、1952年12月25日 - )
九州男児のサラリーマンの次女として誕生。一年と九ヶ月違いの姉がいる。
東京都出身。宝仙学園短大。保育士の免許を取得。家族(夫:萩原流行)。
旦那からは「まめ」と呼ばれる。繊細で敏感な人(夫談)。
幼少時は強制的にピアノを強制される。
結婚後、二十代後半より強迫神経症を患う。35歳で精神科を受診(強迫神経症・不安神経症・抑うつ神経症)、カウンセリングを受け始める。
暴君と言える厳しい父親と元看護師の母親に育てられる。父の厳しい躾の為か未だに閉所恐怖症気味。姉に容姿の面でコンプレックスをもつも幼少からピアノを習い、小学5年生の時に杉並児童合唱団に入る。劇団ザ・スーパーカムパニイ時代に萩原流行と知り合う。
3、「うつ」について
本月刊 精神分析シリーズでも過去幾度となく「うつ病」や「統合失調症」を取り上げて来た。
2013年04月号 ブラックジャックによろしく
2012年01月号 ツレがうつになりまして2。
2011年10月号 ツレがうつになりまして。
うつ病を「心の風邪」と称し、だれでもいつでも罹る可能性のある「心の病気」と認知してから相応の時間が経過した様に感じる。
ネットを検索すると、症状から、発症のメカニズム、治療法まで沢山の情報がでてくる。うつと診断された人、状況、その後の経過、様々である。今回は萩原夫妻が書かれたWうつをソースに「うつ」を考える。
精神分析的視点からすると薬を使わない対話療法(セラピー)での治療となる。同意の動画を見つけたので参考にはっておきます。『うつは薬じゃ治らない!』宮島賢也先生(薬をつかわない精神科医)ダイジェスト版ワールドフォーラム2014年5月)。
4、「Wうつ」について
書籍「Wうつ」を手にとって目に通すと、あぁこうして人はプレッシャーや躓(つまず)きが原因で心の病を患うのだなと理解できる。。
テレビに出演したり、何百という人々が見守る中演劇で役を演じている強靭な精神力を持っていると想像される人が、当たり前のように発症していく様子がよくわかる。
本書の構成:浅野恵子、編集:真野はるみさんが巧(たくみ)に本を作られていて、夫婦間に起こった出来事を夫:萩原流行さん、妻:萩原まゆ美さんと交互に語られていて「あぁなるほど、本人はこう感じているのか、パートナーはこう受け取ったのか」と一つの出来事を二つの視点で考察できるので、より「うつ」とは何か?罹った人はどうなのか?まわりはどう感じるのか?どうしたらいいのか?と言った患者が体験するうつ環境に入っていきやすく感じた。まるで映画を観ていて素直に感情移入できていくように。
5、うつは高齢化の弊害??
小学校高学年、中学校から高校生にかけて人の体は生殖の為に大きく変化し、思春期を迎え精神も「自我」を確立する。・・と同様に、種の保存活動が終了した45歳以降の体は更年期に差し掛かる。。誕生し成長しDNAを次世代に伝え老いて死んでゆく。当たり前の過程である。
精神分析の話からはちょっと外れるが、高齢化を語る上での数字のマジックを押さえておきたい。
平均寿命という言葉があって、日本人の場合、男性79.94歳 女性86.41歳と言う数字が生命保険会社のサイトにある。ただし、注意書きに「平均寿命とは、0歳の人の平均余命を言います」と記述してある。この言葉の意味を素直にとると、平成24年生まれの0歳児の余命は男の場合79.94年 女の子の場合86.41年と読む事ができる。
すると、現在51歳(昭和38年生まれの男性)の場合はどうなるのだろう?生命保険会社のサイトには50歳の男性の余命は31.70年、女性の余命は37.59年と記述してある。
つまり、私の場合は81.7歳が平均寿命となる。女性の場合87.59歳が平均寿命である。という事は、衛生環境の浄化、栄養摂取の改善、医療技術の進歩を考えると、今後も年をおうごとに日本人の寿命は長寿と言っていいレベルを維持し続けるだろう。

平均寿命の数字のマジックについてはさておいて、現実に、早く結婚し、早く子どもをもうけた人は当たり前に孫の顔が拝めるし、ひ孫の顔も拝める時代なのだ。
ところがである。大東亜戦争後の物質文明と高度成長期を過ごした日本人、飽食の世の中の真っ只中で生活し、24時間いつでもどこでも欲しい物は手に入れられる様になった。そう、ひもじい思いをしなくなった筈なのに・・昨今の報道をみるにつけ「心の闇」にスポットがあたる事件が後を絶たないのはなぜか。
あまりにも精神や心の発達や成長を蔑(ないがし)ろにしてしまってはいないだろうか
肉体に必要な栄養は、炭水化物(糖質)、脂肪(脂肪酸)、タンパク質(アミノ酸)である。最近、炭水化物は体内に入ると食物繊維と糖質に変化するので、正確には炭水化物は必須ではないという論もきく。
女性であれば「お肌の曲がり角」年齢を意識しスキンケアに勤しむし、男性が中高年と言う年齢に差し掛かれば無理は禁物と摂生し肉体的健康管理を意識する。
さて、それでは心はどうか?如何にして私たちの心は(精神)発達し、自我を確立し、コンプレックスを内在していくのだろうか?学校教育の中でなされるのは小学校で道徳、中学校で保健体育、高校では・・大学の教養課程で心理学・・といったところだろうか?社会人になってからは生活を維持する為の経済活動が精いっぱい・・体脂肪率を気にしても、心の在り様まで考える余裕はないと言ったところが本音ではなかろうか?
心の病の場合「気が付いた時には既に時遅し」となる。
6、萩原まゆ美さんの養育環境
このページでは萩原流行さんの妻:まゆ美さんの養育環境を考察してみる。
まゆ美さんの場合、姉へのコンプレックス、厳格な父からのプレッシャーと抑圧された家庭環境であったようだ。
唯一頼みの母は従順な妻でありながら、まゆ美さんに母の愛を注いでいた。後年、一家離散し社会的に孤立した萩原氏に文字通り救いの手を差し伸べたまゆ美さんの資質は母によって育まれたと言ってよい。まゆ美さんの行為を萩原氏は「困っている者すべてに注がれる愛」であると本書(Wうつ)で述べている。
7、そして妻はやんでいく
30歳で劇団を退団し女優をやめた、まゆ美さんは専業主婦となり、多忙な売れっ子俳優:萩原流行を裏方で支える日々を送っていた。深夜帰宅する主人の食事の準備をし、一緒に食事を食べながら話をきき、翌早朝出勤する夫を送り出し、掃除洗濯をこなし、深夜帰宅する夫を待つ日々。完璧に主婦業をこなそうとする、まゆ美さんの精神は徐々に擦り切れていく・・・。罪悪感と不安と自己嫌悪を募らせながら、徐々に心の病は身体化(症状化)していく。不眠、倦怠感、頻尿。音に過敏になり自分の感情のコントロールもままならなくなってくる。そんなある日・・・。
幼なじみに自分の気持ちを語る事(言語化)によって気持ちを心の負担を軽くする事を試みるも、まゆ美さんは、ついに通院するに至ります。
ここで精神分析的解説をしておきます。精神分析の用語に「口唇期欠損」と言う言葉があります。まゆ美さんの性格である「完全主義者」や「世話好き」「ボランティア精神旺盛」なところは口唇期(誕生~生後15ヶ月)の養育環境に影響されているところかもしれません。
8、萩原まゆ美さん発病のシーン
まゆ美さんの発病に関しては、まゆ美さん自身の性格もその原因の一つではあるが、家庭内の一切を妻に任せ、まったく顧みなかった萩原氏にも大きな責任がある。更に、その後、外の女性と関係を持ち、まゆ美さんを精神的に追い詰めるなど、家庭人としての夫としては失格と言わざるを得ない。
9、萩原流行さんの発病のシーン
妻:まゆ美さんのうつ発症から3年後、GANKUTSU OH(東京青山劇場)で役者として神経を消耗した萩原流行氏は自身もうつを発症する事になってしまった。皮肉にも自身がうつを発症する事によって、同じ病で苦しんでいる妻の気持ちを察し、大いに反省したという。
10、「うつ」が愛猫「小鉄」に転移する
仕事仲間もすべてライバルだと思っている萩原流行さんには友人と呼べる人がおらず、まゆ美さんの様に自分の心の有り様を人に聞いてもらう事ができずにいた。そんな時、小鉄(ペットの猫)は萩原さんの心を癒してくれたという。
うつや心の病の治療に「アニマルセラピー」が有効であるときいた事がある。折しも世はペットブームである。本当は敬遠されるであろう賃貸マンションでさえ小型の犬や猫なら条件付きで飼育OKの物件が増えている。それだけ対人間との良好な関係が築けずにペットに相手をしてもらっている人が多いという事だろう。
うつ症状という身体化に至らずも「うつ」を内在化してしまっている心の未病状態の人は数多いに違いない。
11、男は永遠のマザコン(萩原夫婦の場合)
人生の大きなイベントを語る時に「結婚」と「夫婦問題」は避けて通れない。今回テーマとして取り上げた「Wうつ」は萩原流行氏と妻:まゆ美さんが夫婦そろって「うつ」になる話。本を一読して誰しも思う事なのだが、上記でまゆ美さん自身も語っている通り「一緒に生活すれば苦労するとわかっている男(所謂:ダメンズ)をわざわざパートナーとして選んでしまう不幸を自ら招く不思議」の訳を語らねばなるまい。
精神分析の世界では上記の自称を「夫婦共謀」と言う言葉で説明する。傍から見ればよく理解できない夫婦の関係性も精神面や精神界に内在化するコンプレックス(複合観念体)で説明できる。
まゆ美さん自身も役者であった事から萩原流行さんの舞台役者としての才能を評価しており彼自身の人としての養育(子育て)と役者としての才能の育成との両方を負う事・・それはつまり母的な役割を負う事を宿命つけられていたのである。
その証拠に萩原夫妻には子どもがいない。
萩原夫妻の関係性は戸籍上は「夫」と「妻」であるが、実際は「子ども」と「母」である。萩原流行氏とまゆ美さんの精神構造は「子ども」と「母」の関係性をお互い成立せる事を前提にしている。それを「夫婦共謀」とよぶ。
強いて言えば、萩原流行さんは父になれなかった事の補完として猫に愛情を注ぐ事にもって模擬的に対猫のポジションで「父」となっている。もっと言えば俳優や役者として演じているのが萩原流行さんが青春の門をくぐった先にある「父」と言えるのかもしれない。
未だにメディアから虐待絡みの事件報道が絶えることはない。萩原流行さんの様に父の暴力が絶えない家庭で育った経験しかないと、とても自分が家庭という組織の中で「父」の立場にたとうと思わないだろう。仮に結婚はしても、虐待されるであろう子どもをもうけたいとは思わない筈だ。なぜなら自分の子どもがかつて自分が味わった恐怖に苛まれることなどとんでもないと思うからだ。
12、アーティストと心の構造
萩原流行氏はその才能を三十代後半で大きく開花される事になるのだが、幼年時の養育環境は決して恵まれたものでも無かったし、実母から無条件に愛情を注がれたわけでもなかった。まゆ美婦人は夫の事を「両親との絆をうまく結べないまま成人した夫」と評している。
小説家や画家、俳優・・所謂、芸術家(アーティスト)と呼ばれる人々が必ずしも裕福で余裕のある恵まれた家庭に生まれ育ったかというと必ずしもそうではなく、むしろ母不在であったり、家庭環境が複雑であったり、金銭的にも不遇なケースが目立つ。
心理学の言葉に「昇華」と言う言葉があるのをご存知だろうか?
世の芸術家(アーティスト)と呼ばれる人たちの表現は、決して満たされない欲求を別の形で満たした形(成果物)とも言えるのだ。古くは、芥川龍之介(致死量の睡眠薬を飲んで自殺)、夏目漱石(晩年は胃潰瘍)、三島由紀夫(割腹自殺)や太宰治(入水自殺)、川端康成(満72歳で自殺)などの生い立ちや家族構成を分析してみるのも興味深い。
13、うつ病の特効薬「パペポTV」
笑いはうつの症状を緩和するという。
ネットで検索すると自律神経には2種類あって「交感神経」と「副交感神経」に分けられる。その役割は概ね反対の役割をおっていて、体を活発に活動させる時に働く神経が交感神経で、交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれる。逆に副交感神経は体がゆったりとしている時に強く働く。
私自身もかつて自律神経失調症と診断された事があるのだが・・(頻尿、多汗、不眠、緊張状態の持続など)その時の心療内科の医師の説明は「心がメーターを常に振り切っている様な状態になっています」と言うことだった。
つまり、「良質な笑い」は交感神経が高ぶった緊張状態を緩和する副交感神経を優位にする働きがあるのだ。
萩原夫妻は「パペポTV」がうつの特効薬であったと言う。著書から該当部分を引用する。
14、おわりに
今号の月刊精神分析はいかがでしたでしょうか?
俳優の萩原流行さん&まゆ美さん夫婦のWうつ体験を精神分析的視点で解説してみました。既にうつ状態のあなた、通院中で薬でうつの諸症状を緩和しているあなた。精神分析的考え方を生活に取り入れてみませんか?あなたのお住いの近くによい精神分析家がおられることをお祈りします。
2014年平成26年06月30日 月刊 精神分析 編集部A
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16、付録:萩原流行が"息子"への大いなる愛を叫ぶ!
2008.08.17(サイゾー)
「サイテーな僕を救ってくれたのは、猫との出会いだった」
テレビや雑誌で見た"ペット好き芸能人"に憧れ、おしゃれを楽しむようにペットを飼う人もいる。芸能人は、なぜペット好きなのか? 口先だけではない、芸能界イチのニャンコ好き俳優・萩原流行氏に、愛する猫や、芸能界を取り巻くペット事情について聞いた。
──2002年に浜崎あゆみが火付け役となってチワワブームが起こったように、芸能人をきっかけにして、ペットに流行が生まれるケースもあ ります。また、最近では"ペット好き"が高じて(という建前で)、ペット服のブランドや愛犬の写真集をつくったり、有料でペットの名付け親になったり、自身のビジネスに生かす芸能人も少なくありません。大の猫好きとして知られ、現在も2匹の猫と暮らす俳優の萩原流行さんですが、まず、どうして芸能人にペッ ト好きが多いのか、お尋ねしたいのですが。
萩原 ん~、単純に友達がいないからじゃないの? 少なくとも僕はそう。僕は、動物ならなんでも好きだよ、人間以外は(笑)。犬でも猫でも馬でもな んでもそうなんだけど、彼らの要求するものはただひとつ、「愛情」なんだよね。確かにご飯は欲しがるけど、ご飯をあげる人間の愛情によって彼らは生きて る。肉欲とか金銭欲とか、どうして神様は人間に不必要なオプションを付けたんだろうって、不思議に思うね。
──流行さんは、自身のホームページ内にある「小鉄日記」で、一番最初の愛猫・小鉄くん(オス/01年に他界)の気持ちになって日記を書かれていますね。それほどまでに小鉄くんの心を理解し、深い絆で結ばれていた"2人"ですが、最初から猫はお好きだったんですか?
萩原 いや、小鉄と会うまでは犬派だったんだよ。実際、小学5~6年生の頃まで犬も飼ってたし。その犬はトミーという名前で、毎晩一緒に寝るほど可 愛がっていたから、亡くしたときは本当につらくて......「もうこんな経験は二度としたくない!」って思った。それで、小鉄と出会う31歳のときまで動物とは 暮らしていなかったんだけど、ある日仕事から自宅のマンションに帰ったら、カミさんが片手に載るくらいの大きさの子猫を抱いていたんだ。あの頃、西荻窪 (東京)にいかがわしいペットショップがあって、彼女はそこが嫌いだからいつも避けて通っていたのに、たまたまその日は通っちゃったらしいのよ。そした ら、店先で「1匹3000円」って書かれたケージに、生後2カ月の子猫たちがギュウギュウに詰められていて、その中の1匹がすごい眼力で彼女を見て離さな かったらしい。それが、小鉄との出会い。
──小鉄くんと暮らすようになってから、一番実感したことはなんですか?
萩原 それまで猫に対して「目が怖い」ってイメージがあったんだけど、小鉄によって初めてその理由がわかった。猫って、目が合った人間が腹の中で何 を考えているかがわかるんだよ。僕が映画の撮影で1カ月間家を空けることになったときも、出発の前夜に「しばらくお別れだから寝かしつけてやるか」と思っ て小鉄を撫でていたら、僕の目をジーッと見て、なかなか眠らないの。結局、あのときは2人で見つめ合ったまま朝を迎えちゃった(笑)。きっと僕が遠くに行 くのがわかっていて、心配だったんだろうね。ホント、猫ってすごい。犬も同じ能力を持っているけれど、彼らは表面に出さないんだ。犬にとって僕らは「ご主 人様」だけど、猫にとってはただの「共同生活者」、もしくは「召し使い」だから。いろいろな本で猫の歴史をひもといてみたんだけど、世界中で猫は"特殊な 能力を持った存在"として扱われてきているんだよ。日本では猫の妖怪"化け猫"が出てくる伝説や怪談があるし、西洋では黒猫が魔女の化身として魔女狩りの 対象にされていたでしょ? エジプトなんか、バステトという猫の神様を奉っているくらいだし。現代で猫はペットとしてすっかり定着しているけど、今もそう いった不思議なパワーを宿しているはず。
──どうして、そう思われるのでしょうか?
萩原 だって、どんなにクタクタになって帰ってきても、小鉄がひざの上に載るとスーッと疲れが取れていったんだもの。あれは僕が背負ってきたイヤな ものを、小鉄が吸い取ってくれていたんだよ。それでいて、僕が考えごとに集中しているときなんかは、決して近寄ってこなかったしね。よくワガママ女のこと を「猫のようだ」なんて比喩したりするけど、とんでもない! もし本当に"猫のような女"がいるなら、僕は結婚したいくらいだよ。ワガママ女となんか一緒にしたりするのは、猫に失礼!(笑)
愛猫・小鉄と出会ってから虫も殺せなくなった
──「小鉄日記」には、小鉄くんが亡くなる過程も書かれ、「彼はまた生まれてきて、僕の前に現れてくれるだろうか」という萩原さんの言葉に、読んでいて胸 が詰まります。「このような内容のものを不特定多数の方に発表すべきではないと思いましたが、あえて、批判を覚悟の上で書きました」という断り書きもあり ますが、それでも書かれたというのは、萩原さん自身、このときはいわゆるペットロスだったのでしょうか?
萩原 ペットロスといえばそうだったのかもしれないけど、僕と小鉄は単なる"飼い主とペット"ではなく、もっと対等な関係だったと思ってい る。今も小鉄は僕の中でずっと生き続けていて、何かある度に励ましてくれたり、アドバイスしてくれているような気がするんだよ。断り書きを入れたのは、読 んだ人から「いつまでも小鉄が死んだことを引きずっていないで、前に進めよ!」って批判があるかと思ったからなんだけど、実際はなかった。でも、きっと小 鉄はそう思っているだろうし、一緒に暮らしている猫はほかにもいたからね。僕はね、小鉄から本当に多くのことを学ばせてもらったんだよ。僕は、ひどい人間 だったんです。
──どういう意味ですか?
萩原 自分さえ良ければいい、他人のことなんて関係ねぇ、正直言って女房のことすらどうでもいい......そんなふうに生きていた僕に、小鉄はたくさんの ことを教えてくれた。「ああ、人には優しくしなきゃいけないんだな」「ああ、女房って人間だったんだな」「ああ、生き物は殺しちゃいけないんだな」って。 だから、今の僕は蟻んこも潰さない。庭の雑草も、秋になってしおれてくるまで抜かない。
だって、みんな生きているんだから。
──流行さんは今年4月に、17年前からうつ病を患っていることを発表されましたが、そうした日々の中でも小鉄くんの存在は支えになりましたか?
萩原 ウチはカミさんもうつ病なんだけど、2人ともずいぶん小鉄には助けられたね。それに、小鉄は僕の人格形成にも多大な影響を与えているんだけ ど、もう少し早く彼と出会えていたら、僕は今より嫌われ者になっていなかったかもしれない(笑)。昔は、現場で監督やスタッフと衝突することも多かったか らさ。僕は、嘘がつけないんです。その代わり、動物には好かれるんだけどね。たぶん、ホモサピエンスより獣としての血が濃いんじゃないかなぁ。頭じゃなく て、感情で動いてるから。
ペットを捨てるのは日本人の国民性
──テレビで取り上げられる"ペット好きな芸能人"は、いずれも血統や品種にこだわっていて、中にはアクセサリー感覚で飼っていると思われても仕方がないような芸能人も少なくありません。でも流行さんは、そうした芸能人たちとはちょっと違いますね。
萩原 他人の飼い方にとやかく言うつもりはないけど、今までウチで飼った猫たちは5匹。小鉄、チエちゃん、ムーくんの3匹は亡くなり、現在はツル ちゃんとター坊の2匹が暮らしているけど、小鉄以外は拾ったり、いつの間にか住み着いたり......縁があってやって来た子ばかりだからね。「この品種が欲しい から、ペットショップでウン十万円出す!」みたいな経験は、今まで一度もない。そうした芸能人ばかりが取り上げられるのは、テレビは見せる要素がないと成 立しないからじゃないかな。いまやテレビは、バカが活躍する場になってしまった。
──そういうテレビを支持する視聴者が、テレビで見た芸能人のペットや、CMで話題になったアイドルペットにすぐ飛びついてしまうんでしょうか?
萩原 日本人が流行に左右されやすいのは、昔からのこと。スピッツがはやったらスピッツ、コリーがはやればコリー、シェパードがはやればシェパード といったように、心移りが激しいのは国民性だね。日本は戦時中、「天皇は神! 天皇万歳!」とやっていた人たちが、敗戦してマッカーサーに「これからは民 主主義だ」と言われたら、それにあっさり従ったじゃない(笑)。そう考えると、年間約34万頭(環境省自然環境局の平成18年度「犬・ねこの引取り及び負 傷動物の収容状況」より)の犬猫が自治体に持ち込まれている背景にも、「いらなくなったペットは捨てる」という日本人の国民性があると思う。個人的に、 ファッション感覚でペットを飼う人には不快感を覚えるけど、どう飼うかは個人の自由。変な飼い主に当たっちゃったワンちゃんや猫ちゃんは......まぁ、諦める しかないよな。人間だって自分の親は選べないんだから。僕だって、親が選べるものならもっといい家に生まれて、役者なんて茨の道を歩むような人生は選んで いないかもね(苦笑)。
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