File.017 事故現場にみる「無意識」の考察

こんにちは、精神分析家 進志崇献@福岡です。

進志崇献(しんしそうけん):lacan.msl.f@gmail.com

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今回はたまたま遭遇した事故現場で感じた事。

みんな「他人が残酷に殺された話を傍観する」のは好き。でも「ひょっとしたら我が身に降り掛かってくるかもしれない面倒な火の粉の話」は敬遠する。

似たような形式でコンテンツを作っても、アクセス数が全然異なっている事実を垣間見ると、ここでも人の心の有様が浮き彫りにされる。

無意識を発見したウィーンの精神科医:ジークムント・フロイトはフェヒナーが作り上げた「快楽原則」:人間が快楽を求め苦痛を避けることを精神分析学の概念として導入し、人は基本「快楽原則」に従うものの現実を見きわめ、後に「現実原則」:現実生活に適応するために、快楽だけを追い求める本能的欲求を、一時的または永久にあきらめる事に至る・・と説いた。

普通にパソコンやスマフォで情報検索しているだけで、新車のプロモーション動画からドライブレコーダーに記録された壮絶な事故動画まで無差別に目前で再生される。

さて、これからリアル貴方の目前で再生されるのは「車窓に流れる素晴らしい景色」だろうか?それとも「部品飛び散る凄まじいクラッシュシーン」だろうか?

某日水曜日、朝8時前、私は、以下の景色に遭遇した。-----

交差点の角のセブンイレブンの駐車場に救急車、歩道にノーズを突き出したワンボックスカーとその傍らに書類を持って佇む若い女性。救急隊員は地べたに倒れ込んだ中年男性の手を引き、担架へ・・。交差点の向こう側は派出所。はてさて、一体どのような事故なのだろうか?

以下推測

時間から察すると、ワンボックスカーで通勤途中の女性が、コンビニに寄り、国道に戻る際、よく確認をせずにコンビニ敷地内にいたか歩道を通行中の歩行者(中年男性)をはねた・・と言う事か?

以上推測

午前8時台は通学通勤で人が忙(せわ)しなく移動する時間帯なので、よくよく注意しないといけないのだが、往々にして、人は自分の見たいように景色を見てしまう精神構造なので「そこに人がいるのが見えませんでした」と弁解する事態に陥ってしまう。急いでいるからと言って人をはねていいと言う事にはならない。

冷静に考えれば、車を運転中、他者に怪我を負わせれば、事故検証、警察署への出頭、御見舞、示談交渉と時間のロスはもちろん、刑事責任、罰金や点数の減点、免許の取り消し、交通刑務所。民事においては損害賠償・・云々と大変大変面倒な事態が巻き起こって何の為に車を運転しているのかわからなく程のマイナスが発生する事は意識している筈なのに、もう少しゆっくりいけば良いものを、ちゃんと停止すればいいものを、何かに操られるかの如く簡単に事故を起こしてしまう。事故はあらぬ事態が巻き起こるので事故なのだが、Youtubeの事故動画をみると、あまりにも不用意な運転のオンパレードで、動画を観た後は、外出するのが怖くなる。

私の住む福岡県の交通事故死亡者数(事故発生から24時間以内)は年間300人時代が長らく続いたのだが、現在は半減して152人(2015年実績)となっている。それでも、宝くじに当たるより事故で亡くなる確率の方が遥かに高いのである。

リアルな数字をみれば「宝くじ当たらないかなぁ」と言う願望より「事故で死亡する」事の方が遥かに現実味があるのに、人は「まさか、事故に遭うなんて」と我が身に降り掛かる危険性を簡単に「私は大丈夫」と跳ね除ける事ができる。人の精神とは摩訶不思議なものである。

精神分析的語り

加害者女性の無意識(コンプレックス)はどう言う状態だったのだろうか?本人の語りをきいていないので憶測の域を出ないが・・・出勤前に何かコンプレックス(無意識)を刺激されるような出来事はなかったか?

加害者は若い女性、被害者は中年男性、親子ほどの年の差がみてとれる。ひょっとしたら加害者の若い女性は父の置き換えの被害者:中年男性に何らかのプロセスを経て攻撃性を向けたのではなかろうか?

年2回、体の健康診断を受けていますよね。人の心の状態をチェックする事も大事です。無意識(コンプレックス)を表象させて、思わぬ事故や錯誤行為に陥らないように、セラピストと言う心の鏡でチェックされる事をお勧めします。心の状態も体と同様に、こじらせる前に、定期的にチェックされる事をオススメします。自分の心の状態をわかっておく事は大きな安心に繋がります。

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このブログ記事について

このページは、hirofumiが2016年9月22日 00:05に書いたブログ記事です。

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