体は心のモニター3炭水化物ダイエット糖質制限胃カメラ タイトル画像

1、はじめに

こんにちは、月刊精神分析編集部Aです。

発行を開始して既に6年目に突入している「月刊精神分析」ですが、ここ数年、春には、「春の健康診断」に関連して「体は心のモニター」シリーズをお届けしています。

事の始まりは2012年の春、私(当時49歳)が、健康診断受診時に胃の精密検査を受けた事です。通常の胃透視検査(バリウム:造影剤)を受けた後に「腫瘍の疑い有り」と判定され「精密検査要」という連絡がきました。少々血中の~値が高いですという話なら聞き流してしまうのですが、「胃に腫瘍」と言われたら普通の人なら「ひょっとしたら胃がん?」と思い、直近の自分の生活習慣を省みるでしょう。私もそうでした。あれから3年経ちました。「体と心の関係性」を精神分析的視点を忘れずに考察します。

月刊精神分析の健康をテーマにした既号

2010年冬:47歳 2010年12月号 皮膚と自我
2012年春:49歳 2012年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター
2013年春:50歳 2013年03月号 宮迫博之 ガンと胃カメラ 体は心のモニター2
2013年冬:50歳 2013年12月号 炭水加物ダイエット糖質制限 夏井睦 飯野賢治
2014年春:51歳 2014年03月号 体は心のモニター3

2014年 平成26年03月31日 月刊 精神分析 編集部A

感想のメールは lacan.fukuoka@gmail.com までお願いします

なお本サイトは、

ラカン精神科学研究所、およびシニフィアン研究所に監修して頂いています。

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2、登場人物

新谷 弘実(しんや ひろみ)

新谷弘実は、福岡県出身の外科医。2007年現在、アメリカのイェシーバー大学アルベルト・アインシュタイン医学校外科学教授で、胃腸内視鏡の分野の医師である。『病気にならない生き方』という健康法を提唱した著書がミリオンセラーになった。

健康法:新谷弘実は、説明のためにミラクル・エンザイムという用語を造語して、この消耗を避けることで健康になれると主張している。また胃腸内視鏡で30万人以上の腸内を見てきた結果、動物性食品をよく食べている人は腸内の状態(腸相)が悪いことを報告した。そして、主にこの2つの理由を根拠とした健康法「シンヤビオジマ」を提唱している。

食事は、全粒穀物や豆を中心として大部分を植物性食品から摂取し、たまに小魚や鶏を食べることをすすめている。

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南雲 吉則(なぐも・よしのり)

1955年、医家の4代目に生まれる。ナグモクリニック総院長。父は日本の美容外科のパイオニア吉和氏。東京慈恵会医科大学卒業後、東京女子医大で形成外科を、癌研究会付属病院外科で癌治療を学び、慈恵医大学第一外科乳腺外来医長を経て、乳房専門のナグモクリニックを開業。「女性の大切なバストの美容と健康と機能を生涯にわたって守る」をモットーに東京・名古屋・大阪・福岡の4院で癌手術、乳房手術に情熱を注いでいる。乳腺専門医、医学博士。2012年国際アンチエイジング医学会名誉会長。慈恵医大、近畿大学の非常勤講師、韓国東亜医科大学、中国大連医科大学の客員教授。乳癌学会、形成外科学会、美容外科学会では毎回セミナー講師を担当。テレビではレギュラー、コメンテーターとして、人気番組に数多く出演。主な著書に『50歳を越えても30代に見える生き方』(講談社+α新書)、『ゴボウ茶を飲むと20歳若返る』(ソフトバンククリエイティブ)、『錆びない生き方』(PHP研究所)など

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惟能創理(いのうそうり)
日本初のインテグレーター(精神分析家)
編集部Aのスーパーバイザー 。

1951(S.26)年 埼玉県熊谷市に生まれる
1992(H.04)年 大沢精神科学研究所設立
1992(H.04)年 道越羅漢(みちおらかん)となのる
2008(H.20)年 LAKAN精神科学研究所に名称を改める
2008(H.20)年 惟能創理(いのうそうり)に改名する
著書紹介:
月刊精神分析 2009年01月号 運命は名前で決まる
月刊精神分析 2010年01月号 心的遺伝子論 産み分け法

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真道満喜近影

真道満喜(しんどうまき)
精神分析家。シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)主宰。1954年和歌山県生まれ
2011年10月より埼玉県在住。二女の母。
奈良教育大学卒業するも、教師にならず、営業職に就く。結婚、義母の介護。
物心ついた時から生きる意味を問いかけ、38歳の時、精神分析に出会う。
精神分析により、自己を知ることで、生きる意味を見出せると確信し、惟能創理氏に師事する。
女であることの素晴らしさと重要性を痛感し、自らも精神分析家(インテグレーター)となる。
自らの体験と「オールOK子育て法」を引っさげ、女たちよ賢明であれと全国を行脚するべく奮闘中。
連絡先:signifiant1@gmail.com

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登張豊実近影

登張豊実(とばりとよみ)
精神分析家。ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)主宰。1958(S.33)年4月22日生まれ。
出身:滋賀県大津市。二女の母。
神戸親和女子大学児童教育学科(兵庫県神戸市)卒業。
会社勤務の後、結婚し専業主婦になる。
二女の子育てに悩み惟能創理先生の精神分析治療を受ける。
インテグレーター(精神分析家)養成講座を受講の後、独立開業。
現在、新進気鋭の分析家として、引きこもり不登校の子供を持つ母親を全力で支援している。
同研究所は「京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト」の支援団体として登録。
メルマガ発行:子育てメールマガジン 育児法 引きこもり 家庭内暴力 非行 不登校
連絡先:lacan.msl@gmail.com
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編集部A(へんしゅうぶえー)
月刊精神分析(げっかんせいしんぶんせき)編集部員。
ラカン精神科学研究所福岡支所
1963(S.38)年3月12日生まれ
出身:福岡県福岡市。
コンピューター会社のシステムエンジニア。食品工場の生産管理業務に従事。
飲食店の経営、飲食店の営業職、旅客運送乗務員を経た後、月刊精神分析編集部。

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3、体重管理のきっかけ

20代の頃は自分の体重の変化などまったく気にしないで生活していた(食生活を含む)。が、その日は突然やってきた。38歳の春。私は栃木県宇都宮市の工業団地のある食品加工会社に勤務していた。当時、日本経済は不調で外資が日本企業を買収する事はザラにあったのだが、私の勤務していた会社は、外資の企業から日本法人の工場を譲り受けた。そういう経緯があって私ははるばる九州から北関東の宇都宮に赴任したのであった。

栃木県宇都宮市は公共交通機関と言えばやたら運賃の高いバスしかなく、一般人の生活の足はもっぱら乗用車。統計上も「各家庭が保有する自家用自動車数」が日本屈指の地方である。鬼怒川(きぬがわ)流域の広大な平野に大消費地:関東に製品を供給する工場群。住む場所は会社が借り上げたアパートで、勤務先の工場へは歩いて40~50分かかった。そうなると、独身者の生活は単調なもので、アパートと工場との往復、食事はコンビニ弁当、楽しみ事はレンタルビデオとなる。

さて、そんな生活を一年間送った後、春の健康診断がやってきた。当時、私の体重は70キロ(身長:170cm)近くあったと記憶している。私は健康指導員の方から「あなた、このままの生活を続けると確実に心臓病になるわよ」と脅迫に等しい指導を受けた。^^

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4、有酸素運動(ウォーキング)

さすがに、故郷の九州から遠く離れた北関東で一人ぼっちで他に頼る人もいない。実際に歩いていける病院ですら私の生活環境にはなかったのだ。そんな状況で心臓病になったりしたら大変!・・と危機感を抱いた私は生活習慣の改善・・・まず歩く事から始めた。

天気のいい日は歩いて通勤したり、食事後の昼休みに近くの緑地を歩いたりして生活習慣の改善を試みた。そこで、一端ダイエットは成功し、62~63キロで体重は安定したのであった。この時以来、私は生活習慣として毎日1時間歩く事を自分に課した。体脂肪を燃やすには有酸素運動は現在も定説で、健康維持の為に毎日歩きましょうと言うのは一つのトレンドである。私の日々のウォーキングjは特別な日はともかく、現在まで10年近く継続している。しかし「兎に角、歩いていれば健康は保証される」そんな自分の思い込みは50歳を迎えて見事に崩壊したのだ(次頁に続く)。

病気にならない生き方

宇都宮での仕事に嫌気がさした私は九州に戻って別の仕事につく事ができた。工場管理から営業職へ転職した。その時(今から約7~8年前)、出張先の新潟のビジネスホテルのローソンで手に取ったのが新谷弘実(しんや ひろみ)さんの「病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める」だった。現在、Amazonのユーザーレビューも163件と多数。星5つから星1つまで大きく評価が分かれている。最初「病気にならない生き方」と言うタイトルから「新しい宗教」の本かと思ったのだが、中身をみると、大腸内視鏡の分野で多数の実績のある現役の医師で、実際に多くの人の内臓をチェックする業務に従事している新谷氏が提唱する健康本だった。この本は続編、続々編とシリーズ化した。この本の中に「肥満は老化を加速する」というフレーズがあって印象に残っている。健康で長生きしたかったら肥満は避けなければと思わせた。出版時はミリオンセラーとなった本書であるが、現在のトレンドからすると誤った記述も散見され「鵜呑みにできないな」と思わせる内容となっている。発行元のサンマーク出版は「脳内革命」著者:春山茂雄も手掛けており、ベストセラー狙いの発行元なのかと思わせたりもする^^。しかしながら、この本を読んで、タンパク質を摂取するのも「動物性」より「植物性」の方が好ましいと思わせる内容だった事に影響を受けて、私自身の現在の食生活における牛肉より豚肉、豚肉より鶏肉と脂が少ない方を選択したり、牛乳を豆乳に切り替えたり(確かに牛乳より豆乳の方が消化がいいと思う。以前は牛乳でお腹を下した事があったが、豆乳では皆無だ)、豆腐、納豆を多く摂取するする様になった件に関しては一つの方向性を示してくれた。何にしても自分に主体を持って判断していく事が大事という精神分析的語りで締める^^。

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5、基礎代謝の減少と炭水化物の過剰摂取

昨年、2013年03月。68キロ超え。久しぶりに体重計に乗ったら、なんと68キロ超。自分の勝手なイメージでは63キロだったのに。ここで自分は客観的に現実を認知するのであった。人間とは勝手なイメージをつくりそのイメージに執着して生きていけてるのであった。

体重が増えた原因はなにか?相変わらず毎日1時間以上は歩いて有酸素運動をしているのにも関わらず「加齢により基礎代謝の減少」が理由の一つとして考えられる事と、体重増時の食生活をチェックしてみると、たまたま知人が贈ってくれた新米がすごく美味しくて、ほぼ毎日1合を炊飯しカレーライスとして食していた事が挙げられる。

img04.jpgコメ1合を炊飯すると325グラムのご飯となり、そのカロリーは約600kcalになるという。身長170cm63キロ(男性)の基礎代謝は約1440kcalだそうだ。更に調べてみるとレトルトカレーのカロリーは約200kcalでライスと合わせて800kcal。・・となると、ご飯とカレーの一品だけて基礎代謝の半分以上を賄っていた事になる。

ちなみに角砂糖(5グラム)に換算すると角砂糖一個のカロリーは19kcalなので、カレーラースで42個の角砂糖分のカロリーを摂取していた事になる(炭水化物って高カロリーなんですね)。

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6、低炭水化物ダイエットとゴボウ茶

上記の認識をしたので食生活の転換を決意したのが2013年3月29日。当時は炭水化物ダイエットの知識など持ち合わせていなかったのだが、たまたま飯野賢治さんなるゲームクリエイターの訃報(2013年2月20日)が目に付いた。彼は「炭水化物抜きダイエット」を実践し減量に成功したものの高血圧性心不全のため東京都内の自宅で死去(享年42歳)したとの事。

img02.jpg

飯野賢治さんの件は以下の号に詳しく記述
2013年12月号 炭水加物ダイエット糖質制限 夏井睦 飯野賢治

img05.jpgそこで、私は自己流で低炭水化物ダイエット(白米、芋類、麺類、パン)を避ける食生活を開始した。主に日常の食物は、もやし、こんにゃく、きのこ類、ササミ(鶏肉)、豆腐、納豆、豆乳、キャベツ、にんにく、りんご、グレープフルーツなどの果物。安価で入手が安易で多めに摂取しても高カロリー化しない食材を選択した。img02.jpgimg07.jpgさてするとどうだろう、毎日体重計に乗るのが楽しみな程、体重が減り続けた。月ごとの平均体重を求めてグラフ化すると、ちょうど毎月約1キロづつ体重が減っていった。半年間で7キロの減量(開始時に68キロだったので10%の減量)に成功した事になる。上の写真をみてもらえれば一目瞭然。全体的に引き締まっているのがわかると思う。特にヘソ、お腹周りの減量が顕著。当然ズボンのベルトをとめる位置もマックスからミニマムに移動してまだ足りないくらい。ただし、それ以降は、62キロと60キロの間を上下している。このゾーンが私のベスト体重なのだろう。いくら炭水化物の摂取を制限したとて、永遠に体重が減り続けるわけではない。特に世に言われるリバウンドに注意したい。

夏井睦(なついまこと)さんの「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)」を読んで、なるほど、だから炭水化物を抜くと痩せるのか・・と納得したのはそれからずっと後の話である。

2013年03月:67.9
2013年04月:66.7
2013年05月:65.4
2013年06月:64.4
2013年07月:62.9
2013年09月:60.9
2013年10月:61.0
2013年11月:61.4
2013年12月:61.5
2014年01月:61.9
2014年02月:61.5
2014年03月:61.2img03.jpg

体脂肪

体内に蓄積された脂(あぶら)分のことを体脂肪といいます。脂分には皮下脂肪や内臓脂肪だけでなく、血液の中に含まれる脂肪分や、細胞膜を構成する脂質すべてが含まれます。

炭水化物の摂取を少なくして、有酸素運動を続けると、体内に蓄積した脂肪(体脂肪)をエネルギーとして消費する事ができる。事実、私の場合はお腹まわりが引き締められた。この状態を継続すると、約半年で体重維持モードに入る。私の場合:平均体重が61キロから62キロのゾーンである。毎月1キロ体重が減っていくなら、70キロの私は70ヵ月後、この世から消滅するかというとそんな事はない。ある地点で安定しようとするのだ。それも勝手に。人の体の仕組みは面白い。

毎日体重グラフを記入していると如実に体重変化がみてとれて面白い。休日に有酸素運動をせず、いつもの食事をすると体重は増える。健康診断時に前日の夜20時から絶食し、検診所まで自転車で走った。翌朝の体重は60キロをきっていた。

ゴボウ茶

img06.jpg炭水化物ダイエットを始める時に、私が食生活の中に取り入れたのが、南雲吉則(なぐもよしのり)氏が提唱する「ゴボウ茶」だ。南雲氏は「50歳を超えても30代に見える食べ方 (講談社プラスアルファ新書)」などの健康本で知られる。自身のダイエット成功事例と実年齢より若く見える事をアピールして各メディアに露出している。南雲さんはダイエットや美容の専門家ではなくもともとは乳がんの専門家。ウィキペディアで彼の経歴をチェックするとよくわかる。彼の著書の中に実は「ゴボウには高麗人参を同じ成分(サポニン)」が含まれていると言う件があって、飲むと肌ツヤに変化があると力説されていた。で、私もごぼう茶を作ってみた。スーパーからゴボウを購入し、ピーラーで薄く削ぎ、天日干しにした後、フライパンで軽く煎る。そう、コーヒー豆を焙煎するみたいに。この時点でゴボウの優しい香りが部屋に充満する。ゴボウ茶のいれ方は緑茶と同様。一つまみをコップ一杯の水に入れて沸騰させるだけ。如何にも食物繊維たっぷりというまろやかな口当たりで何かしら健康によさげである。でもゴボウを摂取するだけなら、普通にゴボウを食べれば(例:きんぴらごぼう)いいのでは?と思ったりもする。^^。ゴボウを天日干しして焙煎する事によって何か特別な薬効が発揮されるのだろうか?ネットで南雲先生監修のごぼう茶を通販しなくても100円から150円のゴボウを買ってくれば自作できるのでお試しあれ。焙煎後のゴボウが何か漢方薬みたいな様になるので、なんとなくその気にさせてくれる。^^

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7、補足:レコーディングダイエット

自分の摂取した食物や料理を細かに記録し、見返す事によって、食生活の見直しに役立てると言うダイエット法やスマホのアプリがあると言う。私の場合、全て手元のデジカメで撮影しパソコンの中に保存してある。今どきのデジカメには写真の管理ソフトまで同梱されているので利用しない手はない。とりあえずパソコンの中に取り込んでしまえば簡単に日毎(日記ふう)に閲覧できるので大変便利。ちなみに私の食品摂取記録は携帯電話のカメラで記録していたのが事の発端なのだが、パソコンの中には2010年06月25日から今現在2014年03月25日(3年9ヵ月)の間のすべての食事の記録がある。管理と後から見返す事を考えた場合、整理の機能性と大画面での閲覧性を考えると今のころパソコン上での写真映像情報での管理が適していそうだ。例えば、昨年の2013年03月25日の食事は何を食べたか?私は即、映像情報で確認する事が可能だ。

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8、精神分析的語り

ここで、精神分析的語りをすると、人は客観的に自分をみることができない。白雪姫を殺してしまおうと企てた女王すら「鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番美しいのは誰?」と尋ねていたではないか。

人は勝手に自分の中の象徴(シンボル)を想像(イメージ)し、脳内で映し出している。例えば、美しいとは何だろう?「私はA子よりかわいいけど、女優のB子に比べたら劣るかも」客観的な数値評価などありはしない。スタイルがいい悪いもその多くは本人の思い込みに過ぎない。

太ったとか痩せたとかスタイルを気にするならば、毎日の体重管理と生活様式(運動や食事)の定点観測チェックは怠れない。本気でダイエット(体重管理)をするならば、自分の無意識に流されないように客観的な情報に目を背けず直視し、強い意志(意識)で自己アイデンティティ(自己同一化)を獲得して欲しい。

最新の多機能のタニタの体重計に乗れば、種々の客観的なデータをチェックする事が簡単にできる。問題なのは、自分自身の心(精神)を客観的にみる術がない事だ。気が付いた時は既に心が壊れ病を発症しているケースも少なくない。

そういう意味において、自分自身の心の鏡となる精神分析(セラピー)の有用性を強く感じるのである。

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9、50歳からの胃ガンとの戦い

意識改革

前項の「はじめに」でも述べたが、私が心底、健康管理に向き合ったのは、2012年の春、私(当時49歳)健康診断受診時に胃の精密検査を受けた事がきっかけ。この時初めて胃カメラ検査に挑んだ。それまでは、命に関わる疾病をした記憶はないし、もちろん、外科手術の経験もなし。至って健康体であったし、バブル期のコンピューターソフトウェア業界できつい業務もこなし、まったく健康面で不安を持っていなかった。しかし「ひょっとした胃がんかも?」という考えが頭に浮かんだ瞬間から暗いブルーな気持ちが纏わりつく。精神が病むと体まで萎縮してしまう。

当時の詳細は
2012年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター
に細かく記述してある。

img08.jpg結局、この時の胃カメラ検査の結果「これは腫瘍ですが良性で心配ありません」と診断され大いに安堵したのでした。

リアルに自分の胃袋にグラスファイバーを差し込まれ、その先端のカメラがとらえた胃壁の様子が、目前の液晶モニターに映しだされる。幸いきれいなピンク色をしている。「よかった」安堵した。以前読んだ『病気にならない生き方』著者:新谷弘実に「健康な胃はピンク色で表面がツヤツヤしている。私は胃の状態を胃相とよんでいる。」という件があったのを覚えていたので妙に嬉しかった。


まだ50歳、もう51歳である。

胃がんの1年間の罹患率(人口10万人あたり)は、男性40歳代、50歳代、60歳代、70歳代でそれぞれ47.1、126.1、308.2、532.9。

というデータが厚労省のサイトに掲載されている。ちなみに福岡市の人口が150万人であるので、1年間に福岡市で50歳代の男性が1891人:約2000人が胃がんと診断されている事になる。基本「人間50年」である。もちろん高齢になれば「がん保険」の掛け金も高騰する筈で、もうそろそろ、日々、朽ち果てていく自分の肉体と対峙しなければならない・・・と言う意識改革を余儀なくされたのであった。

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10、ピロリ菌撲滅運動

それから1年後、営業中に何気にラジオを聴いていいて「胃潰瘍の発症の原因菌であるピロリ菌の除菌が保険適用となった(2013年2月21日から)」と言う情報を察知した。ピロリ菌の有無の確認に胃カメラ検査が必要との事だったので、丁度いい機会と捉え、2013年03月12日に2回目の胃カメラ検査に臨んだ。

当時の詳細は
月刊精神分析 2013年03月号 宮迫博之 ガンと胃カメラ 体は心のモニター2
に細かく記述してある。

丁度、雨上がり決死隊の宮迫さんが胃がんで緊急手術を受けられたので「つかみ」に使用させて頂いた。

結局、この時の胃カメラ検査の結果「私の胃の中にはピロリ菌はおらず、除菌すら必要なかった」。更に、胃にも問題はなく、また一年安堵の生活が送れる事に感謝した。

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11、1年後、2014年定点観測チェックの結果

img09.jpg更にそれから1年後の2014年03月がやってきた。こうなってくると、毎年自分の胃をのぞくのが楽しみになってくる。検査は当然、昨年と同様に、なもと内科・胃腸クリニック(福岡市早良区南庄)の名本真章先生にお願いした。昨年と比べて今年の自分の胃はどうなっているのか?専門医から直接の話を聴きたかったし、経過の観察と言う意味においても、定点チェックをしないと意味がないと思ったからだ(写真は逆流性食道炎)。

検査結果は以下の通り

(2013年)

1、逆流性食道炎:grande(A):所謂ゲップの為、胃酸で食道が炎症を起こしている。
2、びらん性胃炎:胃壁に黒いホクロ状の点が認めらる。出血による炎症。
3、胃底線ポリープ:これは女性に多いとされる良性のポリープ。
4、十二指腸潰瘍:バファリンを飲んだ時の様に荒れている。


(2014年)

1、食道はヘルニアとびらん粘膜白濁を認め、逆流性食道炎です。
2、胃体部には胃底線ポリープを散在的に認めます。
3、前庭部にびらんを認めます。
4、今回は十二指腸異常ありませんでした。

検査の結果は「悪性の腫瘍は認めらない。昨年あった十二指腸の炎症も認めらません」「昨年より状態は良くなっています」との検査結果に満足した。昨年の検査以来「十二指腸の炎症」は気になっていたのが、今回は炎症なしで安心した。

十二指腸潰瘍について、
月刊精神分析 2012年11月号 東ちづる アダルトチルドレン
に掲載済ですが、アダルトチルドレンだったタレントの東ちづるさん(因島出身)は大阪でのOL時代(ソニー企業株式会社:大阪ソニータワー)に十二指腸潰瘍を患った事を契機に退職。十二指腸潰瘍とうつ病の相関関係を説く人もいて、十二指腸は人の精神面を反映しやすい臓器なのかもしれない。

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12、ライフサイクルの健康管理

私が精神分析に興味をもつ切っ掛けを与えたくれたのが「ライフサイクルの心理学(上・下)著者: D・レビンソン」と言う本である。タイミングよく四十歳代でこの本とめぐりあった私は、年齢によって人の肉体も精神も変化していくものである事を学んだ(認識した)。人が思春期を迎え、心も体も大きく変化する。心身ともに子供から大人に変化するのだ。そして、生殖という生き物としての仕事を終えた人は思秋期(歌の世界では岩崎宏美さん:昭和52年が有名^^)を迎える。残りの人生、人が人として生きる為に、人は哲学(生き方)を欲するのである。そして精神分析は宗教ではなく科学である。

精神分析によくでてくるフレーズは「体は心のモニター」というセリフだ。かつて、精神的ストレス由来の皮膚病を長年患い、転地療法によって完治した経験がある私は、精神(心)が体に及ぼす影響について大いに合点がいくし、もし「自分の体に現れている症状が心的ストレス由来である事をもっと早く認識できていれば」・・・もっと自分を自分として生きられたのにと後悔しているのだ。いや、今、自分に主体を取り戻し自分を生きなおしているいる最中と宣言したい。

日々の生活の中で何を優先すべきか?私の中の最優先順位は「心と体の健康」である。心の健康の為に毎月セラピーを受けているし、より深く考察する材料が欲しいので精神分析家養成講座も受けている。

体が心のモニターならば、毎月セラピーを受けて精神が安定すれば、即、体も健康になるのか?普通に考えても、あまり宜しくない生活習慣を続けていればそれな疾病の引き金になるうるだろうし、思秋期を迎えた体にはそれにふさわしい生活習慣があると思う。現実に基礎代謝は少なくなっているのだから、運動をせず、若い頃と同じ食事メニューでは確実に肥満になっていくだろう。

街中で、異様に太った人を見かける。背広を着用しビジネス鞄を持っている。「この人は自分の体を客観視できているのだろうか?」そして余計なお世話だろうが「毎日相当量のカロリーを摂取しないとあそこまでの腹にはならんよな」とか「過食症?精神的に満たされないものを食によって埋めようとしているのか」などと瞬間的に考察してしまう。


飽食の時代である。コンビニエンスストアーで24時間、好きな惣菜を買うことが出来る。アルコールも、揚げ物も・・。

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13、おわりに

今の自分は是だろうか?非だろうか?

自分の体重管理はタニタの体重計が客観的な数字をだしてくれる。あとは、自分のベスト体重をめざし、日々の食物の種類や量や運動量を記録して試行錯誤していけばよい。所謂ダイエット法はネットで検索すれば山の様にでてくる。私はたまたま飯野賢治さんの訃報記事をみたのをきっかけに「炭水化物ダイエット」と言う手法を取り入れたに過ぎない。目的と手段を転倒させてはいけない(本末転倒)。

詳細は
月刊精神分析 2013年12月号 炭水加物ダイエット糖質制限 夏井睦 飯野賢治
を参照

胃がん対策には、年に一回の胃カメラ検診・・それも同じ病院で同じ先生にチェックしてもらうのが理想的。胃や十二指腸は精神的ストレスが反映しやすい臓器なので「心のモニター」として使う事ができる。

そして、心の健康管理には精神分析的知識をもった精神分析家(インテグレーター)による月1度のセラピーをお勧めする。人は無意識(コンプレックス:複合観念体)によって操られていると言う。幼年期の受け入れがたい体験を意識下(無意識)に沈める事によって形成されたコンプレックス:複合観念体は、縁に触れてあなた自身に問題行動を引き起こさせる事があります。

精神分析家は対話により、自己を開放し、気付きを与え、クライアント自身が自分の歪み等を修正し、自分を再構成、再統合していけるよう支えていきます。 精神分析は自己探求の旅であり、自己発見のドラマであり、自己完成への道程です。

詳細は続く号にて。

2014年平成26年03月31日 月刊 精神分析 編集部A

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14、Webマガジン月刊精神分析&分析家ネットワーク



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 精神分析(セラピー)を受け、インテグレーター(精神分析家)を目指し理論を学んだ人たちが、東北・関東・関西を中心に実際にインテグレーターとして活動しています。  夏には、那須で恒例の「分析サミット」が開かれ、症例報告・研究などの研修会も行っています。  私たちインテグレーターを紹介します。(敬称略)  メールに関して、☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

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