ガンと胃カメラ体は心のモニター2 タイトル画像

1、はじめに

ここ数か月、月刊 精神分析は主に世間を騒がせた事件や事故、著名人が語る心の病などをテーマにしてきました。

今月は珍しく、私「月刊 精神分析 編集部A」が私自身の体と心をテーマにしてお送りします。昨年の「2011年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター」の続編で、タイトルは「宮迫博之 胃がんと胃カメラ 体は心のモニター2」です。

私の様に中年と言われる年齢になると日常生活を送っていて怖いのは「事故」と「病気」。病気で気になるのは「ガン」。比較的治安がよく政情が安定した日本で暮らしていると生死に関わるのは「ガン」の宣告であろう。だから、毎年桜の咲く季節に、会社勤めをしている人は「集団健康診断」を受診しなくてはならない。胸部レントゲン撮影は肺がんのチェック。バリウムを飲まされて胃透視をするのは胃がんのチェックに他ならない。

記憶に新しいのは昨年末に報道された「雨上がり決死隊」の宮迫博之の緊急手術だ。

雨上がり宮迫が退院、胃の3分の2摘出していた...当面は自宅療養

デイリースポーツ 平成24年12月23日(日)6時59分配信

 今月7日に早期胃がんの手術を受けたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之(42)が22日午前11時、都内の病院を退院したことを、所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーが同日、発表した。当面は自宅療養する。

 宮迫はコメントで「我ながら信じられない回復スピードで、お見舞いに来てくれた人が『心配して来たけど損した』と言ったぐらいです」と、順調な回復ぶりを報告。マネジャーによると、体重は若干減ったが見た目は変わらないという。

 復帰時期については、所属事務所によれば来週にも検査を受けて、医師のゴーサインが出れば仕事をいつ、どんな形で再開するか決めることになるという。宮迫自身は「もうじき皆様の前に元気な姿を見せられると思いますのでご期待ください!」と、早期の復帰に意欲を見せている。

 1A期の胃がんと診断された宮迫は、腹腔鏡下幽門側切除手術を受けていた。胃の3分の1から半分を切除するとされていたが、この日の発表によれば3分の2を摘出したという。

宮迫さんの場合は42歳という若さで、胃がんを早期発見でき、即手術となったのだが、それでも胃の3分の2を摘出し、今後、再発を危惧しながらの芸能生活となる。

今月の月刊 精神分析は、精神分析的視点から胃ガン(疾病)を考察します。

2013年 平成25年03月31日 月刊精神分析編集部 A

ご意見ご感想は、lacan.fukuoka@gmail.com までお願いします。

月刊精神分析の健康をテーマにした既号

2010年冬:47歳 2010年12月号 皮膚と自我
2012年春:49歳 2012年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター
2013年春:50歳 2013年03月号 宮迫博之 ガンと胃カメラ 体は心のモニター2
2013年冬:50歳 2013年12月号 炭水加物ダイエット糖質制限 夏井睦 飯野賢治
2014年春:51歳 2014年03月号 体は心のモニター3

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2、登場人物

宮迫博之近影

宮迫博之(みやさこ ひろゆき)
1970(S.45)年3月31日生まれ。
出身:大阪市西淀川区。
家族:妻と長男。
日本のお笑いタレント、俳優。
お笑いコンビ・雨上がり決死隊のボケ担当であり、相方は蛍原徹。
大阪市西淀川区出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。私立金光第一高等学校卒業。NSC7期生。お笑いタレントだけでなく、俳優活動や山口智充(DonDokoDon)とのユニット「くず」としての音楽活動歴もある。身長167.5cm。
2012年12月6日、早期胃癌のため休養することを所属事務所を通して発表した。がんは「胃角」と呼ばれる部位で大きさは2センチ程度。ステージは1A期。腹腔鏡下幽門側切除の手術を受け、胃の3分の2を摘出し、同月22日に退院した。

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名本真章近影

名本 真章(なもとまさあき)
昭和38年生まれ
出身:福岡県。
家族:妻と一男一女。
なもと内科・胃腸クリニック院長
092-834-5028
略歴:
1991年(H.03) 熊本大学医学部卒業、九州大学第三内科入局
1997年(H.09) 九州大学医学部大学院第一病理学講座修了
1998年(H.10) 済生会福岡総合病院内科勤務
2001年(H.13) 国立別府病院(現・別府医療センター)勤務
2003年(H.15) 原三信病院消化器内科勤務
2007年(H.19) 北九州市立医療センター勤務
2010年(H.22) なもと内科・胃腸クリニック」開業
資格・所属学会:
日本消化器内視鏡学会(指導医・専門医)、日本消化器病学会(専門医)、日本内科学会認定内科医、日本ヘリコバクター学会、日本胃癌学会、日本消化管学会

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新谷弘実近影

新谷 弘実(しんやひろみ)
1935年生まれ
出身:福岡県。
外科医。2007年現在、アメリカのイェシーバー大学アルベルト・アインシュタイン医学校外科学教授で、胃腸内視鏡の分野の医師である。『病気にならない生き方 』という健康法を提唱した著書がミリオンセラーになった。
経歴:1960年、順天堂大学医学部卒業後、横須賀米国海軍病院にてインターン。その終了後1963年に渡米し、ニューヨーク大学附属ベルビュー病院、べス・イスラエル病院等で外科のチーフレジデントを終えた。
1969年9月、コロノスコープ(内視鏡)を使って、開腹手術をせずに大腸ポリープを切り取ることに世界で初めて成功し、1971年のアメリカ胃腸内視鏡学会で発表するなどの業績を残す。以後、日本とアメリカで35万人の胃腸内視鏡検査、11万例に及ぶポリープ切除を1例の合併症なく成功させている。 アメリカ大統領の主治医も務めたことのある世界的権威として活躍。マウントサイナイ医科大学教授。 2008年 北里大学客員教授。

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加藤智大

加藤 智大(かとうともひろ)
1982(S.56)年生まれ
出身:青森県。
中日本自動車短大卒業。
2008年6月 東京・秋葉原で事件。
2011年3月 東京地方裁判所にて死刑判決。
2012年9月 東京高等裁判所(控訴審)にて死刑判決。
著書に「」(批評社)。

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市橋達也

市橋達也(いちはしたつや)
1979(S.54)年01月05日生まれ。
郵便番号:〒 272-0137
住所:千葉県市川市福栄2-11-24「新日本サンライズ行徳」406号
電話番号:047-356-7238
メルアド:whitecover@hotmail.com
出身:岐阜県羽島市。
1994(H.06)年 羽島市立竹鼻中学校卒業。
1997(H.09)年 岐阜県立羽島北高校卒業。
陸上部に所属。
2005(H.17)年03月 千葉大学園芸学部卒業。
2007(H.19)年03月 千葉県市川市でリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件を起こす。
約2年7ヶ月(961日)間に及ぶの逃亡生活の後、
2009(H.21)年11月10日 大阪市住之江区の南港フェリーターミナルで逮捕。
2011(H.23)年01月25日 逃亡記出版
2011(H.23)年07月04日 初公判
2011(H.23)年07月12日 第六回公判(論告求刑)
2011(H.23)年07月21日 判決(千葉地裁にて求刑通り無期懲役)
2011(H.23)年10月26日 4年7ヶ月ぶりに事件当時交際していた女性と再会(面会)
2012(H.24)年04月11日 東京高裁(控訴審)にて1審判決を支持、控訴を棄却。
2012(H.24)年04月25日 上告せず判決が確定。
著書に「逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録」(幻冬社)。

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惟能創理(いのうそうり)
日本初のインテグレーター(精神分析家)
編集部Aのスーパーバイザー 。

1951(S.26)年 埼玉県熊谷市に生まれる
1992(H.04)年 大沢精神科学研究所設立
1992(H.04)年 道越羅漢(みちおらかん)となのる
2008(H.20)年 LAKAN精神科学研究所に名称を改める
2008(H.20)年 惟能創理(いのうそうり)に改名する
著書紹介:
月刊精神分析 2009年01月号 運命は名前で決まる
月刊精神分析 2010年01月号 心的遺伝子論 産み分け法

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迎意愛近影

迎意愛(むかいあい)
精神分析家。シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)主宰。
1954年和歌山県生まれ
2011年10月より埼玉県在住。二女の母。
奈良教育大学卒業するも、教師にならず、営業職に就く。結婚、義母の介護。
物心ついた時から生きる意味を問いかけ、38歳の時、精神分析に出会う。
精神分析により、自己を知ることで、生きる意味を見出せると確信し、惟能創理氏に師事する。
女であることの素晴らしさと重要性を痛感し、自らも精神分析家(インテグレーター)となる。
自らの体験と「オールOK子育て法」を引っさげ、女たちよ賢明であれと全国を行脚するべく奮闘中。
連絡先:signifiant1@gmail.com

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安朋一実近影

安朋一実(やすともかずみ)
精神分析家。ラカン精神科学研究所(滋賀県大津市)主宰。
1958(S.33)年4月22日生まれ。
出身:滋賀県大津市。二女の母。
神戸親和女子大学児童教育学科(兵庫県神戸市)卒業。
会社勤務の後、結婚し専業主婦になる。
二女の子育てに悩み惟能創理先生の精神分析治療を受ける。
インテグレーター(精神分析家)養成講座を受講の後、独立開業。
現在、新進気鋭の分析家として、引きこもり不登校の子供を持つ母親を全力で支援している。
同研究所は「京都府ひきこもり支援情報ポータルサイト」の支援団体として登録。
メルマガ発行:子育てメールマガジン 育児法 引きこもり 家庭内暴力 非行 不登校
連絡先:lacan.msl@gmail.com
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編集部A(へんしゅうぶえー)
月刊精神分析(げっかんせいしんぶんせき)編集部員。
ラカン精神科学研究所福岡支所
1963(S.38)年3月12日生まれ
出身:福岡県福岡市。
コンピューター会社のシステムエンジニア。食品工場の生産管理業務に従事。
飲食店の経営、飲食店の営業職、旅客運送乗務員を経た後、月刊精神分析編集部。
宗教色の強い家庭に生まれ育つ。
中学校1年生の時にクラスの数人からいじめられ転校した経験がある。
二十代の頃、原因不明の疾病に苦しむが転地療法にて完治した経験から、心の作用に興味を持つ。
ひょんな切っ掛けから「精神分析」の世界を知り、約三年半色々な書籍を読み漁る。

現在「月刊精神分析」の編集に関わりながら、惟能創理先生のセラピーとインテグレーター養成講座を受けている。

性格分析:自己分析、コンピューターのSE(システムエンジニア)をしてきただけあって、緻密な作業ができるA型(血液型)人間である。自分の部屋はちらかっていても許されるのだが、漫画本の1巻から・・はきちんと順番通り並んでいないと気が済まない。物事は手順を考えて、1から順番に進めていく。よって「適当にやってみて駄目でした」という事は出来ない人で、やるからには成果が出ないとかっこ悪いと感じ、失敗を恐れるタイプである。
連絡先:lacan.fukuoka@gmail.com
再来年を目途に、精神分析家としての独立開業を画策中。
心のインテグレーター(統合者)名は、進志崇献(しんしそうけん)
・・精神分析家として活動する上でのペンネームの様なものだが、自分では自己イメージがわかなかったので惟能創理先生に命名してもらう。意味は見ての通りで「気高いものをたてまつる事を志して進む」という事。過去、常に支配され主体性を奪われ翻弄させ続けられた私が主体性を取り戻して生きていくには「いい感じの名前」だと思っている。
精神分析家としての名前は「進志崇献」。屋号は「ラカン精神分析研究所@福岡:Lacan Psychoanalysis Laboratory@Fukuoka」で検討中。当面、活動の中心は140万都市の福岡になりそうだ。

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3、事の始まり

物語の始まりはいつも些細な事だ。日本人は古来からこれを「縁(えん)」と呼んだ。

「袖振り合うも他生の縁」

人との縁はすべて単なる偶然ではなく、深い因縁によって起こるものだから、どんな出会いも大切にしなければならないという仏教的な教えに基づく。「多生」とは、六道を輪廻して何度も生まれ変わるという意味。「多生の縁」は、前世で結ばれた因縁のこと。「袖振り合うも他生の縁」とも書く。

ある日私は仕事をしながらラジオに耳を傾けていた。

胃がんの発病の因子である細菌:「ヘリコバクター・ピロリ」(ピロリ菌)の除菌に保険が適用され(2013年2月21日から)、従来は保険適用されず1人当たり数万円と高額だったのだが、検診で、血液検査や呼気検査などでピロリ菌への感染を調べ、内視鏡で胃炎が確認されれば、保険適用によって窓口での支払いが3割負担の人で6000円前後の負担で済む。

・・・という話がきこえてきた。

私くらいの年齢(所謂、中年)を迎えると、最大の関心事は「健康」なのではないだろうか?もう若い頃の様な無理はきかない。せめて大きな疾病は回避して、痛みや苦痛に苛まれることなく平常心で過ごしたい。それは我々の切なる願いである。

現実に、中年男性という年齢は厄介で、自殺者の男女比では男性は約69%、年齢別割合でも40歳以上70歳未満が突出している。さらに自殺理由の約50%が健康問題、20%が経済・生活問題、10%が勤務問題と言うデータがあり、中高年の男を自殺に追いやる原因は健康問題と経済・生活問題で7割をしめるのだ。

さらに、日本人の死亡原因を調べると、かつて日本人のがん死といえば「胃がん」というのが常識でした。現在は、1位の座を肺がんに譲ったものの、いまだに、ガンの死亡率で胃がんは男性で2位に君臨している。

特にタバコを吸わない私からすれば、目下の最大の敵は「胃がん」なのだ。

日本胃癌学会が発表している胃がんステージ別の5年生存率のデータによると、1A期の胃がんは93.4%となっている。「はじめに」の中で記述した、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫さんの病状を、わざわざ報道で「1A期の胃がんと診断」とリークしているのは、暗に「早期発見早期治療できたので心配無用」とのメッセージを発しているのであろう。

話を「ピロリ菌の除菌」に戻そう。今まで、数万円かかっていたピロリ除菌が、数千円の負担でできて、対胃がん発症のリスクを大幅に抑える事ができるである。調べてみると2013年2月21日から既に保険診療の適用になっている。ピロリ菌を除菌すれば絶対胃がんにかからない・・と言うわけではないが、数値統計上リスクを軽減できる事が確認されている。ピロリ菌を除菌する方が「ガンにかかる前提で生命保険に加入」するよりはよっぽど建設的な行為であると思い私は早速行動を開始した。

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4、病院さがし

煩わしい手続きの殆どがインターネットで済む世の中になったが、さすがにピロリ菌の除菌は医者に施術してもらわなくてはならない。ネットでできる事は名医探しである。それも今回の目的は「ピロリ菌の除菌」であるのでその道に精通した医者を探さなくてはならない。検索キーワード「ピロリ菌 除菌 学会」で調べてみる。たしかラジオでは「なんとか学会」があるのでその学会の認定医に相談するのがよいと言っていたのを思い出したから。でてきた「日本ヘリコバクター学会」。サイトには認定試験に合格した所謂認定医の一覧が表示されている。現在の登録件数は932件(全国で)。日本の47都道府県の一県あたり約20名弱存在している事になる。私が居住している福岡市内では登録してあるのは「名本真章 なもと内科・胃腸クリニック」(福岡市早良区南庄5-11-15 092-834-5028)ただ一件であった。

以下サイトより

名本真章(なもとまさあき)院長あいさつ

平成22年5月6日に南庄5丁目に開業させていただきました、なもと内科・胃腸クリニックの名本真章と申します。

平成3年に九州大学第三内科に入局し、消化器研究室に所属。病理学大学院で癌遺伝子治療の研究で博士号を修得しました。

その後食道、胃、大腸の消化管疾患を中心とした臨床を行い、多数(2万件近く)の内視鏡検査、治療を施行してきました。済生会福岡総合病院、国立別府病院、原三信病院、北九州市立医療センターと福岡を中心とした基幹病院に勤務し多くの医療機関と病院診療所連携をとることができます。

今後これまでの経験を生かし、地域の皆さまの健康に少しでも貢献させていただければと考えております。特に胃腸内科については福岡市内の基幹病院なみの最新の鼻からの内視鏡、拡大観察内視鏡と、基幹病院ではできにくい細やかな配慮を心がけております。
御希望の方はお気軽にご相談ください。どうぞよろしくお願いいたします。

なもと内科・胃腸クリニックは開業してまだ3年目の新しい病院だ。クリニックの所在地は福岡市早良区南庄(「なんしょう」ではなく、「みなみしょう」)で、私が居住している福岡市東区からはGoogle地図で測定すると約14km、車で20分、バス利用で54分、歩きで2時間余りの距離。

徒歩で2時間だから自転車で1時間位で行ける筈。最悪のケースで雨さえ降らなければサイクリングがてらに時間に拘束されずにいけそうだ。

私は心の中で受診を決意し早速「なもと内科・胃腸クリニック」へ電話した。

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5、医者との相性

最近「インフォームドコンセント」と言う言葉をよくきく。

インフォームドコンセント

医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受け十分理解した上で(英: informed)、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意する(英: consent)ことである(単なる「同意」だけでなく、説明を受けた上で治療を拒否することもインフォームド・コンセントに含まれる)。

医者任せにしたが故に重大な医療事故がおこり医療裁判にまで発展することがある。「こんな事になるなら最初から手術なんかするんじゃなかった」と後悔する事がないように、正しい情報を仕入れて自分で判断しなければならない。最近は薬局で薬を処方してもらう際にもしつこい位「アレルギーはありませんか?」と確認される。現実に、学校給食で出された食事にアレルギー物質が入っており生徒が激しいアレルギー反応を起こして死亡するケースも発生しているからだ。医者も患者も周りに情報が氾濫しているだけに、正しい情報判断能力、コミュニケーション能力が要求される。

話を「なもと内科・胃腸クリニック」へ戻そう。クリニックへ電話すると受付の方が出られた。「ラジオでピロリ菌の除菌をきいたんですけど」と伝えると「ちょっと待って下さい」といわれ、すぐ男性の方の対応に変わった。再度「ラジオでピロリ菌の除菌をきいたんですけど」と伝えると、スラスラと説明を開始された。結局この男性が医院長の名本真章さんだったのだが・・。

・保険を使ってピロリ菌を除菌する方法と順番
・ピロリ菌と胃がんの関係
・除菌の成功・失敗の確認方法

など解りやすく説明していただいた。電話対応の印象もよく、早速、次の休日の午前中に受診の予約をいれた(私が電話したタイミングがたまたま医院長の手が空いている時間だったのかもしれない)。病院という場所は煩わしさや苦痛が伴う事が多いのでなるべくなら避けたい場所なのだが、今回は「自分の不安を払拭する為」の行程なので何かしらワクワク感が伴っていて楽しい。

そもそも、私の胃にピロリ菌がいるのか?まずそこから確かめなくてはいけない。私は昨年の5月に「月刊 精神分析 2011年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター」でお伝えした様に初めて胃カメラを飲んだのだが、ほぼ1年ぶりにピロリ菌の存在の有無をチェックする為に胃カメラの検査を受ける事になった。

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6、胃カメラとバリウム検査(X線・レントゲン)

検査の予約を入れた翌日、いつもの様に出社すると、机上に見慣れない茶封筒が置いてあった。中身を確認すると「春の健康診断の申込書」だった。現在の日本国では40歳以上の人を対象に「胃がん発生」と「肺がん発生」の予防措置として、年1回:胃がん検診(バリウムと発泡剤を飲み胃のX線撮影)、肺がん検診(胸部X線撮影)を実施している。

昨年、私が胃カメラを飲んだのも、昨年受診した胃がん検診によって「潰瘍の疑い」が指摘された結果だ。胃カメラ検査では、幸いにして「悪性でなく良性の潰瘍の痕」が発見されただけだったので大変幸福な気分になった。もちろん良性の潰瘍と診断されるまでは「もし"癌"と言われたらどうしよう」「今のうちにがん保険に加入しようか?」などと考え、今にも死にそうな気分で生活する事になった。中年男性の大敵は「肺がん」と「胃がん」で、庶民の私たちにできる事は、喫煙者はタバコをやめ、肥満気味の人は食生活や生活習慣を変え、心の病対策として精神分析家のセラピー(精神分析)を受ける事くらいなのである。

昨年は、上記の経緯で、胃カメラ検査を受ける事になった私であるが、今年は「ピロリ菌退治」の為、胃カメラ検査を受ける事にした。・・事情を会社に話し、今年は健康診断のバリウム検査(X線・レントゲン)は遠慮させてもらった。

注意と参考

私の考えではバリウム検査は、所詮、胃にバリウムを流し込んで、X線・レントゲンを照射し映る影を見ているに過ぎないので、直接、胃壁を見る事ができる胃カメラ検査を受ければ不要なものと一蹴していた。ところが、胃がんにも色々なタイプの胃がんがあり、特殊なタイプとしてスキルス性胃癌がある。このスキルス性胃癌は、正常組織に染み渡るように癌が浸潤する為、胃壁を胃カメラでチェックするだけでは早期発見が難しい。胃全体の変形をきたすスキルス胃がんや、胃の外からの病変にはX線検査の方が有効という論もある。ネットで検査すると、胃カメラ検査とバリウム検査(X線・レントゲン)を一年おきに交互に行う猛者もいると言う。

奇しくも「なもと内科・胃腸クリニック」での胃カメラ検査と「福岡国際総合健診センター(福岡市中央区天神2丁目13番7号 福岡平和ビル2階:092-712-7776)」(一階に新生銀行が入っているビル)での健康検診の受診日は私の50歳の誕生日となった。夜勤が終わってから一旦帰宅。前夜から絶食していて空腹感を抱えたまま福岡市東区の自宅から約1時間、早良区南庄まで自転車をコイだ。胃カメラ検査が終わってから更に自転車で中央区天神まで移動して健康検診。まぁ忙しい誕生日となりました(笑)。

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7、ピロリ菌除菌の為の胃カメラ検査

さて、前年受けた検査と同様の手順で胃カメラ検査に臨む。胃壁を洗浄する薬を飲み、次に、喉の感覚をマヒさせるゼリー状の薬を5分間口(なるべく喉の奥)に含む。半身で体を横にしてマウスピースを噛む(胃カメラを口内から通過しやすくする為)。いよいよ、一年ぶりに胃カメラ(内視鏡)が登場する。カメラ業界では凋落(ちょうらく)著しいが、内視鏡を世に送り出したオリンパス社のロゴが誇らしげに目に入る。しかし未だに世界的非難を浴びた粉飾決算事件のネガティブイメージを払拭できない同社である。

検査結果:以前は認めらた潰瘍の痕も認められず、あるのは良性のポリープのみ、名本先生曰く「若い女性の様な胃」だそうだ。(詳細別途)まぁ「爺さんの様な胃」と形容されるよりは気分もいい。この時点で明らかな胃炎や胃潰瘍が発見されれば、治療とピロリ菌の除菌という工程になるのだが、私の場合、いい意味で期待を外してくれた「若い女性の様な胃」で「どうもピロリ菌はいなさそう」と名本先生は仰った。「念の為、来週、ピロリ菌の有無の検査をしますか?」と振られたので「この際白黒を付けた方が精神衛生上もよかろう」と思い、一週間後に検査を受ける事にした。

相変わらず、胃カメラを胃から引き抜く時に感じる「吐き気」は気持ち悪いのだか、ほんの2、3分の辛抱だ。気持ち悪くて涙が出てくる。目の前の液晶ディスプレイに映し出される自分のピンク色のツヤツヤした胃壁を目前にして「あぁ健康そうな胃でよかった」と安堵しながらも、身動きもできず、痛くもない腹を探られる感覚は、なんともSMチックな恍惚感を感じさせるのであった。

ピロリ菌感染の有無には色々な検査方法があるのだが「なもと内科・胃腸クリニック」では。尿素呼気試験を採用している。要は、専用の薬を飲んで、吐く息を袋に入れるだけでピロリ菌感染の検査をすることが出来る優れものの検査機器(POCone)があるのだ。ただ、受信者は胃カメラ検査と同様に前夜から絶食させられるのが玉に瑕(たまにきず)。

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8、ピロリ菌尿素呼気試験

POCone
さて一週間後、ピロリ菌感染の有無に決着を付ける為に再度自転車を1時間こいで福岡早良区南庄に向かう。

今年は年末年始に寒い日があって降雪を記録したのに、1月中旬から2月にかけて平年より暖か目に気温が続き、福岡管区気象台は3月14日「福岡市で桜(ソメイヨシノ)が開花した」と発表した。沖縄を除けば、日本全国初の宣言であった。福岡では既に春一番も吹き、黄砂現象や大陸から飛散する有害微小物質PM2.5関連のニュースが連日報道されている。

8時半に来院。受付後、すぐに検査。結果もすぐにでた。「白」。私はピロリ菌に感染していなかったのだ。よって、胃がんを発生するリスクは感染者に比べて確実に低い筈だと認識し精神的アドバンテージを持って生活できる事となった。

・・ここで、ピロリ菌はいなかった・・めでたしめでたしと喜んでいいのだろうか?間借りなりにも50年間生きて来た自分の人生を振り返る事となる。

ピロリ菌はいなかったのだが・・・。

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9、健康とは(身体、精神、及び社会的によい状態)

ピロリ菌はいなかった。

もちろん、だからと言って「胃癌にならない私」が保証されたわけではない。

私の過去、人生を振り返れば、バブル期に多忙を極めたシステムエンジニア時代は人間関係に苦しめられ常に慢性胃炎腸炎と頻尿状態でデスクとトイレを行き来しなからプログラムを製造しシステムを開発していた。更には思春期に発症したアレルギー性血管炎(リベド血管炎)が青年期に悪化し、下肢の潰瘍に長年苦しんだ。忘れもしない35歳でライフスタイルを自己変革するまで私は不健康で原因不明の病に苛まれ続けたのだ。

それだけに、現在の私の価値観はまず「健康」それも、心身の健康を心掛けている。

WHOの健康の定義

1948(昭和23)年、まだ戦後の慌ただしい時期に、WHO(World Health Organization――世界保健機構――現 世界保健機関)が全世界の健康に関する有識者を集め、保健憲章をつくりました。その前文に、下記のような健康の定義を揚げました。 Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. (健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい(安寧な)状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということではない。) わかりやすく解説すると、健康とは病気や虚弱でないというだけではなく、身体の体力値が高く、知的には適切な教育を受け、社会的(家族、地域社会、職場)には豊かな人間関係があり、精神的にも安定している状態である(精神的健康・社会的健康・身体的健康のバランスが取れた状態)というものだといえるでしょう。*安寧(あんねい):無事でやすらかなこと。特に、世の中が穏やかで安定していること。

人が人として心身とも健康に生きていくのは、そんなに単純な事ではない。日々の食生活、生活様式、経済問題、人間関係、ストレス色々な要素が絡んでいる。更に、世の中の状況、個々人の心の在り様は時々刻々と変化しているのだ。

健康のありがたみを感じるようになってどれくらいの時間が経過しただろう?社会人に成りたての頃、ストレスの為、リベド血管炎の悪化により虎の門病院への入院(一か月)。そういえば腸捻転(ちょうねんてん)の疑いで一日だけ入院した事もあったっけ。

35歳の時「今までの生活をリセットして新しい自分を生きる」と決めてから、「なぜ自分の人生が思うようにいかなかったのか」を深く考える様になった。バブルの時を過ごし、経済的に困窮した記憶はない。にもかかわらず、心底歓喜した記憶がなかった。

それはなぜか、いつも砂を噛むような乾いた感覚が頭から肌から離れる事がなかった。今はわかる。それは、あの頃の自分は、自分自身を生きていなかったからだ。

理系の私が精神分析学という学問と向かい合うのは、35歳の決断から更に数年後の事である。

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10、考察

私の場合、意識で抑えきれないコンプレックス(無意識:複合観念体)の欲動は、病理、それも疾病利得と言う現れ方で身体化した。

しかし、すべての人のコンプレックスが身体化するかと言うとそうではなく、中には問題行動を起こす事(行動化)で表出する人もいる。

月刊 精神分析シリーズでも、2012年10月号 秋葉原無差別殺傷事件3 加藤智大2012年12月号 市橋達也 リンゼイ・ホーカーさん強姦殺害逃亡事件を取り上げてきた。私が月刊 精神分析シリーズで取り上げ、特にアクセス数が多いのが、加藤智大君と市橋達也君の二人についての特集サイトです。

加藤智大君は、青森県下でトップクラスの進学校「青森県立青森高校」に進学、市橋達也君は、4浪するものの首都圏の有力な理系・文系共に難関総合国立大学である千葉大学を卒業している。彼らは優秀な生徒・学生であった筈なのに、世間の注目を集める事件の加害者となり裁判の後、死刑と終身刑を受け現在受刑中である。

二人に共通しているのは、両親が共に社会的にステイタスのある地位(金融機関のマネージャーと医師、歯科医)にあり、・・あったが為に、実の子である彼らに、自分の出身校である高校への進学や、医学部の受験を当たり前の様に要求した事だ。

果たして、加藤智大君は青森高校・北海道大学・トヨタ自動車への黄金ロードを自分から求めたのだろうか?果たして市橋達也君は医師になる事を自ら求めたのだろうか?(答えはNOである)例えそれが「親が自信を持って薦める事ができる子供にとっての素晴らしい人生」だったとしてもだ。

事件発生当時のマスコミの報道は情報が交錯している事もあり、加害者に異常者としてのレッテルをはり世間の攻撃目標として仕立て上げようとした。丹念に事件に至る経緯を調査し検証すれば、果たして、加藤智大君は死刑でいいのか?市橋達也君は終身刑でいいのか?と言う疑念が未だにわいてくる。

事件当時、加藤智大君は、自分が自分でいられる場所を、携帯電話の掲示板サイトにみつけ、そこを拠り所にしていた。しかしながら心無い他の利用者(荒らし)に掲示版を荒らされ、自分が自分でいられる場所を失ってしまう。加藤君は「荒らし」への警告(アピール)の為、世間の注目を集める事件を起こす事を思いつく。それが「秋葉原無差別殺傷事件」だったのだ。加藤君にしてみれば「いつもの抗議」の一つであり、事件に至るまでには種々の経緯や出来事があり、結果として「なんの罪もない秋葉原の通行人」を抗議の手段の道具として殺傷してしまったのだ。

市橋君に至っては、当時交際していた女性がいて、事件前夜の「彼女からのデートのお誘い」を断ってリンゼイさんを駅前の喫茶店での個人レッスン終了後に「レッスン料を忘れた」とマンションの自分の部屋に誘い込んで強姦、殺人、死体遺棄、逮捕直前に逃亡し約2年7ヶ月(961日)間、日本中を北は青森から南は沖縄まで逃げ回った。医者のボンボンであると報道された市橋君であるが、事件当時、親から「3月いっぱいで仕送りはストップする、タダで住んでいたアパートも出て独立して自活する様に」と最後通告をされていた時期の犯行である。市橋君にしてみれば、医者になる事を期待されながら、親に期待に応えられず、千葉大学園芸科を卒業した後、自身の生きる道を模索していた所謂(いわゆる)モラトリアムの時期だったのだが、親から見捨てられ追い詰められた状況であった。その時、市橋君のコンプレック(無意識:複合観念体)は激しく刺激されたに違いない。裁判で客観的な物証を並べられ、検事から要求されて証言台から発せられる市橋君の言葉を紡(つむ)いでもても、不可思議な事が多すぎて釈然としない。完全犯罪?証拠隠滅?単なる成り行き?どれもこれも辻褄が合わない。なぜなら、市橋君が起こした事件には市橋君のコンプレックス(無意識:複合観念体)が深く関わっていて、事件の全貌解明には精神分析が欠かせないのだが、現在の司法制度上、責任能力の有無を問う精神鑑定はなされても精神分析は行われないので、市橋君の精神構造がわからないのだ。

成人したから、20歳を迎えたから・・法的には責任能力のある大人になる。そう法的に成人とみなされる。さて、果たしてそうだろうか?一見、立派な成人の彼・彼女の精神は、社会生活に耐えられる状態にまで、正常に健全に発達しているだろうか?適切に自我は形成されているだろうか?引きこもりが社会問題化している世の中で、普通そうに街を闊歩(かっぽ)している人達の心(精神)はどこまで健全だろうか?

ある日、突然、通り魔殺人鬼と指をさされる事件を起こしたりはしないだろうか?つい一週間前に知り合った外国人の女性を強姦し遺棄する様な事をしでかしたりしないだろうか?

学業が順調にいっている時は問題ない。
仕事が円滑に進んでいる時は問題ない。

人間関係で躓いた時。
異性問題で困った時。
家族関係で悩んだ時。
難しい病気にかかった時。
疲労が溜まった時。
金銭問題が起こった時。
飲酒で自分を失った時。
種々の問題を抱え不安に苛まれる時。
不眠で朦朧(もうろう)とした時。

何かがきっかけで貴方の無意識(コンプレック)は動き出します。

そして問題行動を起こす。

思いもよらない事件(犯罪行為)をおこしたり、
まざかの事件・事故に巻き込まれたり。
自殺や自傷行為(リストカット)に走ったり。
不健全性的行為や不貞に走る。

え、あの人が?
まさか?
なぜ?
信じられない。

そんな事がまま起こります。

ネットのニュースをご覧下さい。

親が子どもを虐待しただの、殺して遺棄しただの、子どもが親を刺しただの。枚挙に遑がありません。

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11、精神分析的考察

少し話が飛躍した様なので、話を「胃」に戻そう。「2011年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター」にも書いたが、ベストセラーになった「病気にならない生き方」と言う本を書いた新谷弘実(しんやひろみ)さんは胃相や腸相と言う言葉を使って胃腸の健康状態を解いている。

新谷氏は著書の中でこう述べている・・・

胃腸内視鏡で30万人以上の腸内を見てきた結果、動物性食品をよく食べている人は胃相が悪い。健康な人の胃相:粘膜が均一なピンク色で、表面にでこぼこがなく、粘膜下の血管が透けて見えることもありません。また健康な人の粘液は透明なので、内視鏡が照らす光に粘液が反射し、キラキラと輝いて見えます。不健康な人の胃:粘膜の色がまだらで局所的に赤くなっていたり、はれていたりします。また日本人に多い萎縮性胃炎になると、胃粘膜が薄くなるので、粘膜の下の血管が透けて見えるようになります。さらに胃の粘膜が萎縮すると、それを補うために表面細胞が部分的に増殖するため、胃壁がでこぼこになってきます。ここまでくると、もうガンの一歩手前です。

・・・と。

実を言うと私自身の胃もピロリ菌がいなかったから・・完全無欠の完璧な健康状態であったかと言うとそうでもない。胃カメラで映し出された映像から、悪性のポリープは認められなかったが・・・

名本真章院長の診断によると・・

1、逆流性食道炎:grande(A):所謂ゲップの為、胃酸で食道が炎症を起こしている。
2、びらん性胃炎:胃壁に黒いホクロ状の点が認めらる。出血による炎症。
3、胃底線ポリープ:これは女性に多いとされる良性のポリープ。
4、十二指腸潰瘍:バファリンを飲んだ時の様に荒れている。

胃壁に出血があるのはストレスのせいなので、やはりメンタルコントロールは必要。更に、ウツの症状である「十二指腸潰瘍」も認めらるとの診断なので要注意である。

今、私は主に夜勤をしていて眠気覚ましにカフェイン錠剤を飲んでいるので胃が荒れ気味なのかもしれない。

例えピロリ菌はいなくとも注意するに越した事はないのだ。

最後に、精神分析的考察を述べて終わりにしたいと思う。

私の経験上、胃と言う臓器は「2011年05月号 ガンと胃カメラ 体は心のモニター」にも記述したが、心をモニターするに持ってこいの臓器だと思う。

言いたい事が言えない。行きたくない所へ行かなくてはならない。会いたいのに会えない。・・そんな時、胃は勝手にシクシクと痛むのだそうです。

私たちの日常生活の会話で煩わしい問題が発生した時に「あぁもう胃が痛くなりそう」とまだ痛くもないのに、胃がキリキリ痛みそうな心境を吐露する事があります。

コンプレックス(無意識:複合観念体)を刺激される度に、胃が炎症を起こし、びらん(出血)が発生し、ついには潰瘍になり、悪性腫瘍(ガン)化する。

もし、このサイトに目を通している人が慢性的に胃痛を感じていたり、自覚症状があるなら、すぐに胃腸クリニックに行かれる事をお勧めします。

医者に「なんで、こんなになるまで放っておいたんですか?もう末期です。」と最悪の診断をされる前に。

そして、いくら胃薬を飲んでも慢性的に胃に違和感を感じている方。それはひょっとしたら胃ではなく、十二指腸潰瘍かもしれません。精神分析的には「十二指腸潰瘍」はウツ症状の身体化と捉えます。

あなたが意識しない無意識が、貴方自身の体を攻撃する事によって疾病利得を得ようとしているケースも考えられます。・・・これは私自身が過去、体験した事ですが・・。

大きな病気にかかって、大病院に緊急搬送される事がないように、日頃からホームドクターにみてもらって、些細な体からのサインを見落とさず、病気を早期発見早期治療する事が肝要で理想的だと言われます。

心の病の発見と治療も早期発見早期治療は同じ事です。理想的には、毎月1回の頻度で精神分析家にセラピーをしてもらうといいと思います。

本人が意識できない無意識を、精神分析家はクライアントの語りや睡眠中にみた夢から、クライアントの無意識の語りを掘り出します。無意識を語る事によって、無意識は意識化できます。それが、結果としてコンプレックス(無意識:複合観念体)を解消する事=心の病の治療となります。

東ちづるさんが、自分はアダルトチルドレンだと悟り、カウンセリングによって生きにくさを解消していく過程をサイトにまとめました。

参考にして下さい。

2012年11月号 東ちづる アダルトチルドレン

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12、おわりに

今月の月刊精神分析いかがでしたでしょうか?

今月のテーマは、実は「胃カメラ検査を受ける事・・?」ではありません。

実は、以前の私は健康診断が大嫌いでした。診断の検査結果によっては自分の存在が脅かされる。・・・からです。幼き日々、祖母が持ち込んだ宗教支配の世界観の中で家庭生活を送っていた私は、常に「正しい事」を要求されたからです。逆を言えば、正しくない結果を出した私は否定されてしまうからです。

誤解を恐れずにいれば、今月のテーマは「胃カメラ検査を受ける事を能動的にできるようになった自分」を語りたかったのだと思います。

私が自分の無意識(コンプレックス:複合観念体)に向き合わなければ、相変わらず、私は「ガンになる筈はない」なぜなら「正しい宗教をしているから」と言う無意識のもとで、がん検診から逃避していた筈です。

因果応報と言う支配者に都合のよい呪縛からやっと解放された気分です(詳細は別の機会に譲ります)。

では、また来月お会いしましょう。

ご意見ご感想はlacan.fukuoka@gmail.comまでお願いします。

月刊精神分析 編集部A  平成25年2013年03月31日

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13、名本真章先生の事

なもと内科・胃腸クリニック

今回のピロリ菌除菌に関して事がスムースに運んだのは、名本先生の存在が大きかった。ちゃんと被験者の話をきいて、的確な対応ができるのは大切な事だと思う。
なもと内科・胃腸クリニック

先生が開業された「なもと内科・胃腸クリニック」(福岡市早良区南庄5-11-15 092-834-5028)は、駐車場に余裕があるものの、福岡市早良区の室見の南側、室見川沿いの南庄という土地にあり、福岡市営地下鉄室見駅から歩いて15分。サニー室見店から見えるところに位置する。室見川沿いの散歩道を歩くのも健康の為に良いだろう。


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検査結果を聞くために診察室に入って、先生の話に耳を集中させるものの、私の視線は、診察室の資料棚の上に陳列されているBCLラジオ群にクギ付けとなった。

BCL(びーしーえる)とは、Broadcasting Listening / Listeners の頭字語である。放送(特に短波による国際放送)を聴取して楽しむ趣味を指す。日本では1970年代に中学生・高校生を中心として一大ブームが起った。

名本先生も私も昭和38年生まれなので、中学生の頃、BCLブームを迎えた世代である。
BCLラジオ
SONY ICF-5900 スカイセンサー5900
ナショナル RF-2200 クーガ2200
SONY JACKAL300 ・・・往年の憧れ、マニア垂涎のBCLラジオがそこに鎮座ましましていた。

名本先生曰く・・・現役時代親にねだっても買ってもらえなかったので、近年、Yahooオークションで購入したと言う。私自身はスカイセンサー5900を所持しており、夜な夜な親の目を盗み勉強はせずに遠地のAM放送を受診していた。福岡在住の私が1314ラジオ大阪OBC:日曜日深夜の「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」や土曜日夜の「サタディ・バチョン浜村純)」を雑音にめげず聴いていた。まさに名本先生と私は同世代なのだ。

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 精神分析(セラピー)を受け、インテグレーター(精神分析家)を目指し理論を学んだ人たちが、東北・関東・関西を中心に実際にインテグレーターとして活動しています。  夏には、那須で恒例の「分析サミット」が開かれ、症例報告・研究などの研修会も行っています。  私たちインテグレーターを紹介します。(敬称略)  メールに関して、☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)

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